熱帯夜の福井駅へ(酷暑の夏休み帰省レポ・その38)
▲言わずと知れたおなじみ吉野家の「牛丼」並盛り弁当。しかしこれを食べたのは……
2012年8月17日、熱帯夜。
22:15に金沢駅に到着した僕ですが、ここで大きな悩みが。
当初の計画では、このあと22:29発の1024M特急「はくたか24号」に乗って終点福井まで行き、福井で17分の待ち合わせで次の列車に乗り継ぐことにしていましたが、それだと今夜と翌朝の食料や飲料類の調達ができそうにありません。今ここ金沢で途中下車すれば、物資調達はできそうですが、次の列車まで丸々2時間金沢駅周辺で時間をつぶさなければなりません。この熱帯夜ではうまく時間をつぶせる時間がない。
うーん、どうしよう、うーんと唸りながら、しかし結局金沢駅で改札の外に出ることに。なんとか2時間過ごしてでも物資調達を優先したわけです。
と、ふと目に入ったのが「吉野家」の看板。なんと金沢駅の中には吉野家があるのだ!(金沢百番街店というらしい。)僕は一瞬躊躇したけれど、この吉野家へダッシュ。22時半閉店のところ「まだだいじょぶですか~」と行って中へ入ると「だいじょぶですよ~」の返事。すかさず牛丼並盛り弁当をオーダー。
▲夜も更けてほとんど乗客がいなくなった「はくたか24号」の自由席車両。
▲22:55、加賀温泉到着。
それでは遅めの晩ごはん、「吉野家」の並盛り弁当をいただきまーす!
僕は牛丼はめったに食べませんが、たまに食べるとけっこうおいしいんで、好きです。中国にはかなり早い時期から吉野家がチェーン展開していて北京にもかなりの数の店舗があるので食べようと思えばいつでも食べられます。北京には最近「すき家」がオープンしたという噂も耳にします。
▲あー、また食べたくなってきたなー、今度は特盛りね。
23:16、「はくたか24号」は終点福井に定刻到着。むっとする蒸し暑い空気がこもるホームに降りる、「はくたか24号」の顔を一枚パチリ。この日は北越急行681系「Snow Rabbit」での運行で、クリムゾンレッドが夜目にも鮮やかです。この車両は翌朝07:30発の1005M特急「はくたか5号」として越後湯沢へ引き返して行くはずです。
▲終点福井に到着した「はくたか24号」。
▲福井で降りたのなんていったいいつぶりでしょう。
376Mを見送ったあと、1/2/3番線ホームへ移動し、自販機で飲料を購入するなどして待っていると、376Mが走り去った4番線に、敦賀方から列車が到着しました。敦賀発福井行き普通列車271Mです。北陸本線下りの普通列車はこれが最終で、あとは23:51発の5065M特急「しらさぎ65号」を残すのみ。ホームにはもうほとんど人影はありませんが、1番線ホームには、僕がこれから乗る列車を待つ人が数人、ベンチに座ったりして所在なげにしています。
▲23:20発敦賀行き376M。
▲終点福井に到着した敦賀からの271M。