初エティハドで秋のニッポン（その4；新装成った高岡駅）

▲米原で出発を待つ金沢行き「しらさぎ57号」。

　2011年10月1日、乗り継いで乗り継いで。

　窓の外に湖が広がっています。あれ、琵琶湖？早いなあ。もう米原上空を飛んでいるようです。そこですかさずファイナルアプローチのベルト着用サインが点灯。えっ、デザートは？あーー、なにしろごちそうだったのでゆっくり食べ過ぎた。デザートに至る前に食事終了です。残念！名古屋、近すぎる(T_T)。

米原市内と琵琶湖を見つつ。

　北京をいくらか遅れて出発したEY888便でしたが、定刻13:50到着のところ、到着はけっこう早めになり、短い間のおつきあいだったCクラスキャビンに別れを告げて猛ダッシュし、入国審査を超速でクリアして突撃したところ、14:07発のミュースカイに乗ることができました。これはなかなかいい調子。車窓からは、うろこ雲が浮かぶ秋の青空が眺められます。長く暑い夏もようやく通り過ぎて、セントレアにも秋が訪れつつあるようです。

名鉄ミュースカイへ突撃！

ようやく秋空の気配。

　俊足ミュースカイはセントレアから名鉄名古屋までを28分で駆け抜けて、名鉄名古屋には14:35に到着しました。うまく行けばこのあと14:48発の1033D特急「ワイドビューひだ13号」に乗れたところですが、いろいろ手の込んだ切符を買わなければならなかったのでそれは断念し、15:22発の「ひかり515号に乗って米原に出て、米原から5057M特急「しらさぎ57号」に乗り継ぐことにしました。「ひかり515号」は700系での運転で、米原までの乗車時間はわずか27分です。

「ひかり515号」。

　米原駅の在来線ホームに下ります。「しらさぎ57号」は米原始発で15:59の発車です。隣のホームには姫路からの新快速長浜行き3263Mが15:53に到着して、16:03の発車を待っています。「しらさぎ57号」は、オレンジ色の細い帯が入った683系。号数に50番台を付ける「しらさぎ」は米原～金沢間のみの運行で、編成も名古屋発着の「しらさぎ」よりも短い5両編成。米原発車後は長浜、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、松任、金沢とこまめに停車します。関係ないですが、加賀温泉の旅館の女将を起用した「レディー・カガ」のCM、グッドな発想だと感心しております。

「しらさぎ57号」5号車側。

始発は米原。

　「しらさぎ57号」の終点金沢到着は17:54。ここですぐ17:58発の直江津行き普通列車559Mに乗り換えます。デカ目ではなかったけれど、国鉄型の旧北陸色の電車でした。

　土曜日を金沢で楽しく過ごした人々を乗せて559Mは北陸本線を快調に走り、高岡には18:36の到着。僕はここで下車です。朝北京からエティハド航空EY888便に乗ってからずっと続けてきた移動もここ高岡駅で小休止です。

　高岡駅は去年(2011年)8月28日に橋上駅化が完成し、立派になりました。駅の南北を結ぶ自由通路も開通し、「万葉ロード」と名付けられて、便利になりました。ただ、北陸新幹線の駅は今のこの高岡駅とは別の場所にできるので、新在両立が成るかどうかは心配されるところです。

高岡に到着した559M。

▲橋上駅としてリニューアルオープンした高岡駅の改札口付近。