初エティハドで秋のニッポン(その3;機内食は懐石料理)
▲EY888便Cクラスの機内食。まずは前菜の類から。
2011年10月1日、充実の機内食。
思いもかけずCクラスへアップグレードになり、パールビジネスクラスのフルフラットシートで名古屋を目指すことになった僕は、もううれしいのうれしくないのって。
機内アナウンスはアラビア語、英語、そして日本語。日本人クルーも何人か乗務していて、Cクラスの僕の座っているK席サイドは日本人女性客室乗務員さんの担当で、当然ですが日本語でコミュニケーションしながらウエルカムドリンクをいただきます。
そうこうしているうちに出発です。もうよく覚えていませんが、それほど大幅には遅れることなく離陸したように思います。僕の席は通路側の8H席ですが、シートが互い違いに配置されているので、通路側席でも自分用の窓があり、機窓の景色を楽しむことができます。
通路側席でも窓がある。
それからメニューが配られます。メニューは英語版と日本語版のどちらがいいかと聞かれて、日本語版をいただきます。二つ折りのメニューの間にドリンクメニューが一枚はさんであり、すべて日本語。ていうか、この日の乗客の9割は中国人だと思うけど、機内アナウンスにも中国語はないし、いいのだろうか。
食事前のドリンクです。
メニューは日本語。
中東イスラム圏の航空会社ですが、ドリンクはシャンパン、ワイン、日本酒、リキュールなどアルコール類も豊富。食事のほうは洋食のコースと和食懐石があり、どちらをチョイスするか悩みます。洋食コースのほうのメインは鮭フィレの照焼、鶏肉のケバブ、パンプキンシュトゥルーデルからチョイスができる充実ぶり。しかし僕は和食懐石をいただくことにいたしました。
前菜はアナゴの握りなど。
ナメコと鰻の先付け。
先付けは鰻となめこの小鉢、前菜はアナゴの握り、ロールキャベツ、厚焼き玉子、焼きアスパラ、昆布巻、レッドビーンズの串打ち。向付けは炙りホタテの千切り野菜とバジル添え。炙りホタテの焼き目が食欲をそそります。お酒にも非常に合いそうなので、まだ午前中ですが白ワインを発注。ワイングラスの脚にはしっかりとエティハドの文字が記されています。
焼き目がそそる炙りホタテ。
白ワインによく合います。
グラスの脚にETIHAD印。
メイン(台の物)は牛フィレの煮込み、ブリのポーチ、アスパラ添え。イカ、レンコン、ニンジン、ダイコン、水菜の煮物の小鉢が付き、ごはんは錦糸玉子と海苔佃煮が添えられています。お新香の小鉢もあります。
この食事のサーブをしてくれているのは、日本人の女性客室乗務員さん。食事の間は帽子とスカーフをはずし、エプロンを付けてサーブしてくれます。とてもかわいらしい方で、食事の味も数段おいしく感じられるというものです(笑)。それにしてもこの和食懐石、ここまでのものを出せるとは感心です。その客室乗務員さんにどこで積み込むのかと尋ねたら、北京で積み込むとのこと。へえ~、たいしたもんだなあ。ひとつだけ難点を言えば、テーブルが片側にしか支えがないため少々傾いてしまうこと。ま、そんなことはたいして気にならないので、のんびり食事を楽しみましょう~。
▲メインディッシュが並びました。ごはんおかわりしたいぐらい。