毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「はやて369号」新青森行き(2018年月イチ日本・3月編;その5)

イメージ 1 ▲飛鳥山の坂を下って王子駅前電停に入ってきた都電荒川線の三ノ輪橋行き。

 

 2018年3月16日、東京桜トラム?

 

 香港からCX548便で羽田空港に到着した僕は、まずはいつものように北区西ヶ原四丁目へ移動して、いつもの床屋で散髪します。東京モノレールで浜松町へ出て、京浜東北線で王子駅へ。王子駅からは都電荒川線です(今や「東京桜トラム」と呼ぶらしいですが。)。電車を待っていると、反対側のホームに三ノ輪橋行きが到着。車両は8800形で、イエローの8810号機。8800形車両は10両しかなく、しかもイエローはこの8810号機だけなので、見かけられたのはラッキーと言うべきか。

 

イメージ 2 ▲実は1両しかなくけっこうレアもののイエローの8810号機。

 

 散髪してさっぱりしたところで、青森へ帰ります!床屋最寄りの滝野川一丁目電停から都電で王子駅へ戻り、京浜東北線で大宮駅まで北上。大宮駅からは、16:54発の新青森行き「はやて369号」に乗ります。「はやて369号」には、2017年8月16日に乗って以来ジャスト7ヶ月ぶり(そのときの記事はコチラ。)。今回も、今となっては定期列車では実現不可能、臨時列車でもかなり難しくなった「E2系『はやて』で行く新青森」というのをやりたいと思います。

 

イメージ 3 ▲大宮駅17番線の発車案内。「はやて」で新青森まで行ける機会はもはや絶滅危惧レベル。

 

イメージ 4 ▲大宮駅17番線に滑り込んできた「はやて369号」。

 

 この「はやて369号」ですが、2019年3月16日のダイヤ改正により、E5系の「はやぶさ399号」になってしまいました。東京、上野、大宮の発車時刻は変わりませんが、E5系になったことで速度が上がり、一ノ関停車が廃止され、新青森到着時刻は19分も早くなりました。

 

 そんなわけで、「E2系で新青森へ」もなかなかできなくなりつつある中で、今回もまた「はやて369号」に選択乗車。上野方から17番線に入ってきた「はやて369号」の8号車に乗り込み、4番A席に着席。予想どおり、3人掛けのシートの方はほとんどが空席で、ゆったり乗っていけます。2人掛けシートの方の窓際席は意外にけっこう埋まってます。金曜日の夕方だからでしょうか。

 

イメージ 7 ▲一ノ関に停車中の「はやて369号」。

 

イメージ 8 ▲人けのない一ノ関駅新幹線ホーム。待合室にいるのは後続の「やまびこ199号」待ちの人かしら。

 

イメージ 6 ▲2つのE2系の間を「はやぶさ・こまち30号」が駆け抜けます(ちらっとしか写ってませんが。)。

 

イメージ 5 ▲一ノ関駅の上りホームに停車中なのは「やまびこ54号」。こちらもE2系。

 

 大宮を出ると次の停車駅は仙台、その次は、仙台と盛岡の間では、一ノ関のみに停車します。一ノ関には18:35に到着し、4分停車します。停車中に臨時「はやぶさ63号」に抜かれるダイヤになっていますが、今回も「はやぶさ63号」の運転日ではないので、追い抜きはありません。

 

 一ノ関駅では、上り線のホームにもちょうどE2系が停車中です。18:37発の盛岡始発の「やまびこ54号」で、「やまびこ54号」も4分停車しますが、これもまいどのことでして、その間に「はやぶさ・こまち30号」に追い抜かれます。

 

 このあたりで車内では熱いコーヒーを飲みたいところですが、車内販売はありません。この乗客の少なさでは車販がないのはしかたないとは思いますが、でもやっぱり車販はあってほしい。利用客を新幹線に誘導するのに熱心なJRなのですから、新幹線には黙っていても乗ってくれるとは思わないで、新幹線ぐらいきっちりサービスを維持してもらいたいものです。

 

イメージ 9 ▲盛岡に到着して4分停車。E2系車両に「新青森」の文字が表示されるのはいつまでか。

 

イメージ 10 ▲盛岡での下車客も多く、車内はほとんどカラの状態に。

 

 一ノ関を出ると、次の盛岡には19:06に到着。盛岡でも4分停車しますが、「こまち」を併結しているわけではないので切り離し作業もなく、ホームは静かなものです。

 

 臨時新幹線は盛岡~新青森間での停車駅は少ない列車が多く、この「はやて369号」も、盛岡を出ると停車するのは二戸と八戸だけです。それもあってか、盛岡に到着すると、ただでさえ少なかった乗客がごっそり降りて、車内はほぼカラになってしまいました。二戸19:32、八戸19:44に発車して、20:08、わずかに残った乗客を乗せて、終点の新青森に到着しました。新幹線ホームには雪はすでにまったくなく、外もうっすらと雪が残っているだけ。まだ気温は低いですが、青森にも春が近づいている気配が感じられる夜です。

 

イメージ 11 ▲「はやて369号」、終点新青森に到着。新青森駅にいるE2系、見納めも近いかも。

 

イメージ 12 ▲記念でもらったきっぷ。「よぐきたねし青森」のリンゴ無効印がよい記念になります。