香港空港、濃霧で少々混乱。（2018年月イチ日本・3月編；その4）

▲香港空港1番ゲートで出発を待つ東京羽田行きCX548便。

　2018年3月16日、シャンパン三昧。

　北京からKA997便で早朝6時半過ぎに香港に到着しましたが、スポットインしたゲートがノースサテライトだったので、ノースサテライトから専用バスに乗ってメインターミナルビルへ移動し、それから乗り継ぎ手続きエリアへ前進するので、ひと手間かかる。しかし、アジアの巨大ハブ空港の一つだけにいつもすごく混雑している乗り継ぎ手続きエリアも、さすがにこの時間では人も少なく、あっという間に保安検査を済ませて、搭乗フロアへ移ることができました。乗り継ぐのは08:55発の東京羽田行きキャセイパシフィック航空CX548便です。この日のCX548便はトップナンバー1番ゲートからの出発です。

▲欧州便の出発が多い1番ゲートから乗れるとはちょっとうれしいかも。

▲隣のゲートのキャセイドラゴン機もぼんやりするほど濃霧がたちこめてきましたよ。

　1番ゲートのすぐちかくにキャセイのラウンジ「ザ・ウィング」があるので、ここで搭乗開始までの時間を過ごします。ナイトフライト明けなので、ラウンジ内のシャワーでも浴びればさっぱりするのでしょうが、着替えや洗面具などが託送荷物の方に入っていて手元にないし、結局のところめんどくさいので（笑）、やめておこう。シャンパンバーにて、よく冷えた白とロゼをいただきつつ、まったりと……

　おや、なんか、霧がさらに濃くなってきてます。Flightradar24で見てみると、濃霧のせいで、着陸許可待ちの長いホールディングやゴーアラウンドが続出してます。バンコクからの香港航空HX762便は深圳空港にダイバートして着陸、と思ったら深圳の方でゴーアラウンドして上昇中。そのあと香港へ戻ってくるかと思ったら何が何でも深圳に着陸。ホールディングしすぎて燃料がなくなりそうなのかも。マニラからのセブパシフィック航空5J108便も、一回ゴーアラウンドしてようやく着陸。荒れてます。

▲キャセイ・ラウンジ「ザ・ウィング」にて、冷えたシャンパン。

▲シャンパンバーなのでいろいろありまして、こちらはロゼ。

　搭乗開始時間が近づき、1番ゲートへ行ってみると、おや、霧はおおむね晴れ、薄日も差しています。この日のCX548便はレジB-KPAをつけた旧塗装のB777-300ERです。濃霧によるダイヤの乱れでこちらも遅れるかと思ったけれど、08:25に搭乗開始になり、僕はエコノミークラス41番K席に着席。機内はあいかわらず満席です。

　案の定、08:55に30分ほど出発が遅れるとの機内アナウンスがあり、09:32にタキシングが始まり、09:39にようやくRWY25Lから離陸しました。機体が浮くや雲の中に突っ込んだので、霧は晴れつつはあるようですが、香港上空は雲が多いようです。

　朝食はソーセージとオムレツの洋食か、鶏肉入りおかゆの中華の2種類があり、僕は洋食をチョイス。以前と比べるとキャセイのエコノミークラスのサービスは地に落ちたと言ってもいいぐらい悪くなったけれど、エコノミークラスでもパンを温めて出してくれるところはありがたいですよ。

▲霧晴れて薄日差す香港空港1番ゲートのCX548便、旧塗装機です。

▲必要十分な朝食（これは洋食をチョイス）。パンが温められているのは評価したい。

　雲上飛行が続くので機窓からの景色は全然楽しめませんが、そもそもナイトフライト明けで眠いので、朝食後はすぐに爆睡。シートベルトサイン点灯で目が覚めれば、東京は雨が降っているようです。

　雲の下に出てぐんぐん高度を下げ、南から羽田空港へアプローチしていきます。僕の席はちょうど右側主翼の後ろの縁のあたりなので、着陸に向けて、主翼の後縁フラップがべろーんとのびてきて下に下がり、設置するとスポイラーが立ち上がって減速を促し、主翼の後ろからすだれを垂らしたようになるのが見られておもしろいです。

　羽田空港には、13:47にRWY34Lに着陸。この日の飛行時間は3時間08分でした。あれ、北京から香港までの飛行時間とかわらんな。それぐらいの距離だったかな。そして13:50に143番ゲートにスポットインしました。