毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

E2系で行く盛岡以北(2017年月イチ日本・夏休み編;その27)

イメージ 1 ▲一ノ関にて。「はやて」と「新青森」の組み合わせは今やごく少数の臨時列車のみ。

 2017年8月16日、車窓花火。

 JR東日本のHPなどには、仙台~盛岡間に停車駅のある自由席車両のない「はやぶさ」や「はやて」には、「仙台-盛岡間の途中駅に停車する列車で同区間を相互に利用する場合に限り、自由席特急券で普通車をご利用になれます」という注意書きがついています。盛岡・新函館北斗間の各駅相互間には「特定特急券」の制度があって、自由席特急券と同じ額で乗れて、空席があれば座れます。これと似たような形で、仙台~盛岡間に停車駅のある全車指定席の「はやぶさ」や「はやて」には、自由席はないんだけれども自由席特急券で乗れるようにしてるんですね。この区間は自由席のある「やまびこ」が多く走っていて、それにはさまるように時々存在する全車指定席の「はやぶさ」や「はやて」も同様に乗れるようにとの措置なのでしょう。

イメージ 3 ▲盛岡に到着した「はやて369号」。E2系だけどまだ終着じゃないよ。

イメージ 2 ▲「はやて369号」は単独運転なので、盛岡での「こまち」切り離しはありません。

 一ノ関を出ると、次の盛岡には19:06の到着。盛岡駅に滑り込む直前、車窓からは北上川の河畔で花火大会が行われているのが見えました。車窓から花火が見えるなんて風情があっていいなあ。この日は8月16日、お盆の送り火の日なので、盛岡でも「舟っこ流し」という藩政時代から伝わる送り盆行事が開かれていたようです。この年の「舟っこ流し」の最後のイベントである花火大会が19時から始まったばかりだったんですね。

イメージ 4 ▲後続に「はやぶさ29号」がいるけれど、こちらは抜かれずに新青森まで行けます。

イメージ 5 ▲E2系「はやて」で盛岡からさらに北へ進める機会はもはや希少。

 「はやて369号」は、盛岡で4分停車しますが、「こまち」を併結しているわけではないので、「こまち」の切り離し作業があるわけでもなく、静かに発車時間が訪れるのを待ちます。

 19:10、盛岡発車。次は二戸、19:31に到着ですが、盛岡以北へ入ってくると、駅はもう人影もなくひっそりとしている感じがします。19:43に次の八戸に着けば、車内はほとんどガラガラになり、20:08、終点の新青森に到着。ぱらぱらと乗客が降りて、僕も、お盆のUターンラッシュの中を、E2系車両を楽しみながら、わりと余裕で青森へ戻ってくることができました。

イメージ 6 ▲二戸到着。上りホームに人影はなし。

イメージ 7 ▲終点新青森に到着。新青森駅のホームで久しぶりに見るE2系。

イメージ 8 ▲お盆のUターンラッシュの中、ゆったり余裕で帰ってこられました。