毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

大分佐伯の美味いモノ(その1)

イメージ 1 ▲小倉駅6番線ホームに入ってきたのはなんとも懐かしい顔と塗装の415系交直両用車両。

 2019年3月5日から7日にかけて、大分県佐伯市へ行ってきました。

 3月5日の晩、仕事を終えて職場からまっすぐ羽田空港へ行き、20:25発のJAL379便で北九州空港へ飛び、北九州空港からはバスで小倉駅に着いたのが夜11時過ぎ。この日は小倉駅前のホテルに投宿です。

 翌6日、やってきました小倉駅。以前、乗り換えなどで通ったことはありますが、駅の外を通るのは初めてです。新幹線口(北口)から入っていくと、コンコース中央にモノレールの改札が。小倉ってモノレールがあるんですね。「北九州モノレール」というらしい(正式名称は「北九州高速鉄道」。)。小倉駅が始発で、終点は「企救丘」。「きくがおか」だって。読めない……

イメージ 3 ▲小倉駅在来線ホームの駅名標。イラストで描かれているのは「小倉祇園太鼓」。

 JRの改札を通り、7/8番ホームへ下ります。小倉駅と言えば「かしわうどん」ですが、さっきホテルで朝食を食べてきたばかりということもあり、やめておこう。

 そこへお向かいの6番線に列車が到着。あらら?白いボディに青いラインの車両とは、なつかしい!まだこんなのが現役で走ってたんだ!

 この列車は、08:19着の下関始発の5131M。車両は415系の100番台で、運転台脇の貫通扉の窓部分にある列車番号表示番に「108」と掲出されているので、きっとこれは「Fo-108編成」だということでしょう。下関~小倉間は交直両用車両じゃないと走れないので、この国鉄型車両が残っているのでしょう。

 到着した列車は、下関行き5136Mとなり、08:24に発車していきました。

イメージ 2 ▲なんかすごく久しぶりに見るこのお顔。掲出されているのは「Fo-108編成」を示す数字かしら。

 僕のいるホームの8番線のりばに停まっているのは、08:36の小倉始発の門司港行き普通列車2224Mです。車両は九州ではおなじみの813系ですが、見た目がちょっと違う。運転台上の行き先表示部分が妙にでかい。しかもLED表示。そのせいで、断面がかつての20系客車のようで、ちょっとなつかしいようなユーモラスなような。これは、小倉~中津間のワンマン運転開始を機に投入された1100番台だそうで、停まっているのはそのR-1113編成ですね。3月10日には、6年間に及ぶ保存改修工事を終えて、門司港駅が1914年創建時の姿でグランドオープンすることになっているし、久しぶりに門司港を訪れてみたいですね。

イメージ 4 ▲小倉駅8番線のりばで出発を待つ08:36発門司港行き普通列車2224M。

 さて、僕がこれから乗るのは、08:33発の5007M特急「にちりんシーガイア7号」宮崎空港行き。博多、小倉方面から宮崎方面へは、基本的には「ソニック」と「にちりん」を大分駅で乗り継いで行くダイヤ編成になっていて、大分駅では同一ホームですぐに乗り換えられるようになっています。しかし、いくら同一ホームで短時間で乗り換えられると言っても、乗り換えることには違いはない。荷物が多かったりするとめんどうだし、今回のようにほとんど荷物がなくてもめんどう(笑)。

 さあ、そんなめんどうくさがりな人のために、現行ダイヤでは、下りでは乗り換えなしで大分以南まで行ける列車は、朝イチの小倉始発宮崎空港行きの「にちりん3号」と、博多始発宮崎空港行きの「にちりんシーガイア7号」の2本があります(ちなみに宮崎方面から乗り換えなしで小倉、博多方面へ行けるのは「にちりんシーガイア」の20号と24号の2本。)。

イメージ 5 ▲博多方面から小倉駅に到着した特急「にちりんシーガイア7号」。この1号車が今度は先頭になります。

 僕が佐伯に行かなければならない時間には、ちょうど「にちりんシーガイア7号」で行けることがわかったので、めんどうくさがりの僕といたしましては、これで乗り換えなしで行きたいと思います!

 08:11、特急「にちりんシーガイア7号」が博多方から小倉駅7番線ホームに入ってきました!車両は783系ハイパーサルーンのCM-3編成。リニューアルを経て、車体は全身シルバー塗装となり、車端部や帯には緑・赤・青・黒のアクセントカラーが施されていますが、ドア脇のロゴや車内案内プレート周りなどは、シルバーというよりは「いぶし銀」といった感じの年季の入りよう。もうかなりの車齢のはず。1号車の行き先表示機はLED表示ですが、2号車は巻き取り式。やっぱり巻き取り式の方が趣があっていいですね。

イメージ 7 ▲2号車ドア脇のロゴ周りなどなんとなくやつれた感じ。「since 1988」なんだもんね。

 特急「にちりんシーガイア7号」は5両編成で、博多出発時に5号車を先頭にして走ってきますが、小倉では進行方向が変わるので、大分方面へは1号車が先頭になります。小倉に着くと、車内では乗降客が多い上に乗客総出でシートの転換を行うので、小倉から特急に乗り込む場合は、シートの転換が終わって車内が落ち着いた頃を見計らって最後に乗り込むのがよろしい。

 783系ハイパーサルーン車両の特徴は、ドアが車両の真ん中にあり、デッキを挟んで客室がA室とB室に分かれていること。車両の真ん中にデッキのあるドアがあるという点では北海道の721系車両に似た構造。「にちりんシーガイア7号」は自由席の比率が高く、1号車のA室がグリーン指定席、1号車B室と2号車A室が普通指定席で、あとは全部自由席です。僕は2号車A室の普通指定席に座ります。

 小倉到着時は特に自由席車を中心になかなかの混みようでしたので、けっこう通勤利用も多いように見受けられました。小倉からも、やはり自由席車を中心に大勢の乗客が乗り込み、2号車A室の指定席エリアもかなりの席が埋まりました。平日の朝なので、かなりビジネス需要があるようです。

イメージ 6 ▲1号車の行き先表示機はLED表示。

イメージ 8 ▲2号車の行き先表示機は巻き取り式。やっぱりこっちの方がいいですよね。