毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「進撃の巨人」の壁の如し-丹沢山地

イメージ 2 ▲からりと晴れ上がった2月1日の朝、羽田離陸中の飛行機から見えた富士山と丹沢山地と都内の街並み。

 2019年2月1日、条件付き運航。

 この日は、出張で青森県十和田市で仕事がありまして、東京羽田08:20発の三沢行きJAL155便に乗って三沢経由で十和田市へ行ってきました。そのときの東京の空があまりにも良く晴れていて富士山が良く見えたので、これはぜひ記録に残しておきたいと思い、記事をUPしました。

 いえ、天気が良ければ羽田空港から富士山が見えることはよーく知っとりまして、実際に見えたことも何回もございます。この日も、国内線第1ターミナルの窓からは、国際線ターミナルの向こうに雪をかぶった富士山の純白の山頂あたりがよく見えています。

 ではこの日は何がいつもと違ったか。

イメージ 1 ▲RWY34Rからの離陸直後。眼下にはB滑走路(RWY04/22)、そのずっと奥に富士山と丹沢山地。

 この日は、富士山の手前(東側)に横たわる丹沢山地の山塊があまりにもくっきりと見えたのです。イヤ、もちろん、丹沢山地は昨日今日にそこに現れたわけではなく、何十万年もの昔からそこにあるのでしょうから、今までだってきっと見えていたはずなのです。しかし、よくよく思い返してみても、こんなにも美しくどっしりとした山塊が富士山の前に立ちはだかっているのを見た記憶がない。それだけこの日の天気が素晴らしく、丹沢山地があまりにもよく見えたということではないでしょうか。ビルがひしめく大都会・首都東京のすぐ西側に壁のように丹沢山地が横たわり、その向こうから富士山が顔を出しているという地形が一望のもとに眺められて、おもしろかったー。なんというか、丹沢山地が「進撃の巨人」の壁で、富士山がその向こうから顔を出してる巨人みたいというか。

 ちなみに、この日の三沢地方は大雪になっていて、着陸できなければ羽田に戻るとの条件付き運航でした。確かに吹雪でかなり視界が悪く、なんとか着陸できたのはよかったですが、十和田市内までの県道10号線はところどころでホワイトアウトが起きるなど、すごい荒天でした。あー、行けてよかった。

イメージ 3 ▲いちばん手前は江戸川ですが、ここからもまだ富士山がよく見えています。