毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

雨のヘルシンキ(二たびエストニア;その4)

イメージ 2 ▲2度目の食事のホットミールはチャーハン。北京搭載なので、包装紙に中国語が書かれているのが多い。

 

 2018年1月5日、マリメッコ塗装。

 

 前回の記事で、長距離フライトでも僕は別にシートテレビの機内エンターテインメントがなくても苦にしないということを書きましたが、今回のAY086便、北京を離陸後1時間もたたないうち、機内エンターテインメント・システムが故障し、全席でまったく映らなくなりました。ホラ、言わんこっちゃない(笑)。しばらくして復活しましたがそれもつかの間、すぐまた壊れてしまい、そのまま復活せず。機内で映画とか見たかった乗客たちには災難でしたね。

 

 眼下に見えているのは、一面の大雪原。モンゴルの首都ウランバートルの南のモンゴル高原の大丘陵地帯の上空を飛んでいるようです。美しいですね~。

 

イメージ 1 ▲ウランバートルの南に広がる大雪原の上空を飛行中。離陸後約1時間40分のあたりです。

 

 シートテレビが消えた機内でまったり過ごすこと約6時間半、北京時間で18時を回ったところで、ヘルシンキではお昼になったということもあり、2度目の食事が配られました。

 

 2度目の食事に選択肢はなく、チャーハンのみ。ゆでた「カイラン(芥蘭)」が添えられています。ほかにはフルーツとネスレのチョコウエハース、そしてミネラルウオーター。ドリンクにシャンパンをお願いすると、またもやプラスチックのコップのボトルからどぼどぼどぼと気前のよさを発揮。うれしいねえ。そしてこのチャーハン、さすが北京で搭載したものだけあって、おいしかったです。チャーハンはおこめがぱらぱらなのが命なので、機内食に向いているのかも。

 

 飛んでいるのは、モスクワのはるか北東、ロシア・タタールスタン共和国の首都カザンの北方あたりのようです。

 

イメージ 3 ▲シャンパンもこんなにナミナミと。非常口座席の足下の広さがわかっていただけますでしょうか。

 

イメージ 4 ▲食後はマリメッコ模様の紙コップでホットコーヒー。

 

イメージ 5 ▲到着の約30分前には「Karl Fazer」のチョコも配られました。黄緑色のは枕です。
 
 2回目の食事が終わって機内が落ち着くと、今度はチーフパーサーさんが僕のところに改めて挨拶にやってきました。「今日のフライトはいかがでしたでしょうか。もっと早くご挨拶に来なければと思っていたのですが、同僚にまかせてしまっていてすみませんでした。機内エンターテインメント・プログラムが不調で申し訳ありませんでした。タリンへお乗り継ぎですね。このフライトはS55番ゲートに到着しまして、タリン行きは19A番ゲートです。楽しい旅を!」と、なんとも丁寧で心温まる声をかけていただき、なんだかとてもうれしい。フィンエアー、いいですね!

 

 到着の約30分前には、フィンランドのチョコと言えばコレ!という「Karl Fazer」のチョコも配られ、エコノミークラスでもなかなか快適なフライトでしたが、そろそろ着陸態勢に入りそうです。

 

イメージ 6 ▲ロシア上空に入ってからはずっと雲上飛行でしたね。

 

 モンゴル上空ぐらいまでは地上の風景がよく見えていましたが、そのあとはずっと雲上飛行になり、最終の着陸態勢に入って高度が下がり、分厚くたれこめた雲の下にようやく出てみると、小雨が降っているようです。

 

 雨にぬれそぼつ空港周辺の街並みを見下ろしながら、ヘルシンキ時間の14:03にRWY22Lにランディング。北京からの飛行時間は8時間12分で、定刻よりも15分ほど早く14:10にS53番ゲートにスポットインしました。機内でチーフパーサーさんから挨拶されたときはS55番ゲートということでしたが、ちょっと変更になったようです。隣に見えたAY機はレジOH-LWLをつけたマリメッコ塗装のA350-900ですね。

 

イメージ 7 ▲小雨そぼ降る街並みを見下ろしながら、ヴァンター空港へまもなく着陸。

 

イメージ 8 ▲S53番ゲートにスポットインすると、隣にはマリメッコ塗装のA350-900。

 

イメージ 9 ▲北京からのAY086便から降機。暗いのは天気が悪いからなのか高緯度地方の冬だからか。