毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

韓国風チキンカレー(ちょっと大韓航空で;その1)

イメージ 1 ▲瀋陽空港で出発を待つソウル仁川行きKE832便。

 2016年7月7日、七夕。

 4月、5月と二ヶ月近く出張で日本に滞在し、5月31日にようやく瀋陽に戻ってこれで少し落ち着けるかと思っていたら、7月は今度はモンゴルへ行ってこいとのお達し。そんな……(涙)。

 折しもモンゴルは、国民的祝日「ナーダム」の時期。毎年、革命記念日の7月11日から3日間にわたってウランバートルで開かれる「国家ナーダム」は、年に数回開かれる「ナーダム」の中でも最大規模で、一年で最も過ごしやすい季節なので、観光客も世界中からやってきます。

 そんなわけで飛行機のチケットがなかなか取れず、北京経由は全然ダメで、ソウル経由も最初は満席でしたが、なんとか空席が出でゲットできたので、今回はソウル経由でウランバートルへと飛びます。

イメージ 3 ▲搭乗して右側の窓から見ると、隣にはスタアラ塗装の東京成田行きNH926便。

 七夕の朝、瀋陽桃仙空港へやってきました。便ごとに定位置があって、いちばん手前の40番ゲートには10:40発の東京成田行きNH926便がいつもどおり鎮座しています。この日の機材はスタアラ塗装のレジJA-614AをつけたB767-300ERです。

 そのお隣、39番ゲートが、これから乗る10:15発のソウル行き大韓航空KE832便。NH926便の方は前夜に成田から到着して瀋陽空港でナイトステイしますが、KE832便の方は朝早くソウルを発ってくるKE831便の折り返しです。

イメージ 2 ▲短距離路線ですが、B777-300での運航。高い需要が窺われます。

 中国人の割り込みがあまりにもひどく、出国審査にも保安検査にものすごく時間がかかってしまったので、8時半には空港に着いていたのに、ゲートにたどり着いたのはもう09:45で、搭乗が既に始まっていまして、全然立ち止まることなく機内へ吸い込まれました。なんかもう疲れた(涙)。

 機材はレジHL-7533をつけたB777-300。短距離路線なのに大型機で、しかも機内は満席。シートテレビがちゃんとあるので、そのフライトマップを見てみると、瀋陽からソウル仁川までは527km(327マイル)、予定飛行時間1時間16分と出ていて、なんと近いことよ!

イメージ 4 ▲遼東半島の東側に浮かぶ広鹿島。手前の小島は洪子東島、奥の小さいのは葫蘆島。

 僕の席は54番J席。J席だけど窓側席です。10:16にドアクローズとなり、10:36にタキシング開始。国内線のボーディングブリッジが並ぶエリアを横目に見ながら進みますが、広大なエプロンに飛行機の姿は2、3機しかなく、閑散。国内線は早朝にほどんど出発しちゃったんでしょうね。

 KE832便は、10:52にRWY24から離陸。22,500フィートを巡航高度に、離陸後25分弱で黄海上空へ抜け、遼東半島の東岸を右に眺めながら南へと飛んで行きます。黄海上空に出て眼下に見えてきた島々は、大連市に属する長海県の島々です。

イメージ 5 ▲1時間半に満たない飛行時間ですが、しっかり機内食。ありがたいです。

イメージ 6 ▲韓国風チキンカレー。けっこうからくておいしかった。

 予定飛行時間は1時間16分という短さですが、しっかりと機内食が配られました。B777-300が満席になっているので、客室乗務員さんは大忙しでかなり慌ただしいですが、それでも笑顔でのサービスは欠かさず、さすが大韓航空!

 ホットミールに選択肢はなく一種類でしたが、韓国風チキンカレー。ぱっと見は豚キムチみたいに見えますが、トウガラシ多めのカレーという感じで、からくておいしかったです。他にはエビサラダに丸パン、それとパイナップルのカット。ドリンクはペットボトルのミネラルウォーターと、コーヒーなどのホットドリンクがあります。こんな短距離フライトでここまで出てくれば大いに満足です。

イメージ 7 ▲韓国が近づくと雲上飛行に。

 黄海を南下していくうちに雲上飛行になり、眼下の風景はおあずけに。

 機内食の片付けが大急ぎで行われる中、早くも最終の着陸態勢になり、13:10、ソウル仁川空港RWY33Rに着陸し、13:18に32番ゲートにスポットイン。飛行時間は1時間18分でした。瀋陽~ソウル線に乗るのは今回が初めてでしたが、こんなに近いとは!

 ソウル仁川空港は、昨年4月に香港から延辺朝鮮族自治州へ行くのに初めて来てトランジットをして以来、1年3ヶ月ぶり2回目。そして今回は、生まれて初めて、韓国に入国します!

イメージ 8 ▲ソウル仁川空港32番ゲートに到着したKE832便。