毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

初利用、岡山空港(旅するニッポン、春たけなわ;その58)

イメージ 3 ▲2016年の夏ダイヤから運航を始めた香港航空の岡山~香港直行便。香港行きたいなあ。

 2016年5月4日、夕焼け。

 児島駅から岡山駅に14:02に着いたのに、岡山駅西口から出る空港行きのバスは13:20発のあとは15:05発までないというオドロキのショック。でも、よく考えてみると、フライト数のそんなに多くない地方空港の連絡バスはフライトの出発時間に合わせて運行しているのが普通よね。

 しかたがないのでバス乗り場の待合室で時間をつぶし、15:05発の連絡バスに乗って所要約30分、岡山空港へやってまいりました。岡山空港を利用するのは今回が初めてです。

イメージ 2 ▲岡山空港を利用するのは今回がまるで初めて。

 岡山空港は、岡山駅から見てほぼ真北の山の中にあるようですね。展望デッキに上がってみると、雲一つない晴れ渡った気持ちのよい青空の下、周囲にはなだらかな山々の稜線が眺められます。

 ふと見ると、見慣れた塗装の飛行機がスポットインしています。紛れもなくそれは香港航空のA320ではないか(レジB-LPP)。香港からHX6682便で飛んで来て、岡山発16:30のHX6683便として折り返す便ですね。今年3月28日に就航し、デイリー運航していたので、水曜日のこの日も飛来していましたが、その後、7月16日から月・金のみの週2便に減便になってしまったそうです。岡山空港では、香港エクスプレス航空が2008年4月に就航したもののわずか4ヶ月で運休になったという経験があるだけに、香港航空にはがんばってもらいたいものです。

イメージ 1 ▲デイリー運航から始まって週2便に減ってしまった香港線。

イメージ 5 ▲香港行きに乗りたいが、僕が乗るのは手前の羽田行きJAL240便。

 僕もこれに乗って香港へ帰れたらうれしいのですが、僕が乗るのはそっちではなく、国内線スポットの方に入っている16:40発の羽田行きJAL240便。この日の機材はレジJA-327JをつけたB737-800です。

 JAL240便の羽田到着時刻は17:55になっていて、僕はそのあと羽田発18:30の青森行きJAL149便に乗り継ぐことになっています。しかし、搭乗待合室で待っていると搭乗口カウンターに呼び出され、さすがGWと言うべきか、航空路混雑のため各空港からの出発時刻の調整が行われており出発が遅れる見込みなので、もしかしたら羽田でJAL149便に乗り継げないかもしれず、その場合は一本あとのJAL151便になるとの説明を受けました。うーん、それはちょっと困るなあ。

イメージ 4 ▲抜けるような青空とはまさにこのことか。

 16:30に搭乗し、クラスJの1番C席に着席すると、機内アナウンスで、航空路混雑のための出発時刻調整で、離陸は17:11を予定しているとの案内がありました。しかし、16:43にドアクローズになると、それほど待たされずに、16:50にプッシュバックが始まり、T6誘導路からRWYに入って短い滑走で16:58にはRWY25から離陸しました。出発時間調整が行われている中でもできるだけ遅れまいとする姿勢が感じられましたね。

イメージ 6 ▲この日の羽田行きJAL240便はレジJA-327JをつけたB737-800。

 そのおかげで、羽田には所定到着時刻の17:55にRWY22に着陸し、18:02に6番ゲートにスポットイン。これなら余裕で青森行きに乗り継げる、と思って降機すると、地上係員が僕の出てくるのを待ち受けていて、「さっ、こちらへ!」とボーディングブリッジから直接地上へ下りる階段へ誘導。地上に下りると、僕のためだけにワゴン車が待っていて、「時間がないので車で青森行きのゲートまで行きます!」と、なんともうれしいサービスじゃありませんか。6番ゲートから21番ゲートまで、楽々移動することができました!

イメージ 7 ▲青森行きJAL149便、羽田空港RWY16Lエンドで着陸機待ち中。

 JALのありがたいサービスのおかげであっという間に21番ゲートに到達することができ、青森行きJAL149便は18:15に搭乗開始。僕はクラスJの1番A席に座りましたが、最後に乗り込んできて1番K席に座ったのは、青森県知事ではないか!どこへ行ってきたのかな?東京で陳情かな?

 18:26にドアクローズになって18:34にはタキシングを始めたけれど、夕方の出発ラッシュの順番待ちはけっこう長く、18:52にようやくRWY16Lから離陸できました。地平線の縁にわずかに残った夕焼けもまもなく濃紺の暮色に沈んでいき、青森空港には19:45、RWY24への着陸でした。

イメージ 8 ▲離陸直後、雲の隙間から都心の明かりが見えてます。

イメージ 9 ▲地平線(正確には地面ではなく雲と空の境目ですが)にわずかに残る夕焼け色。