毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ヘルシンキ、夏の雨。(初欧州大陸はエストニア;その21)

イメージ 2 ▲A350-900のこの顔、怪傑ゾロのアイマスクをつけてるみたいに見える。

 2017年7月11日、ruisneppari。

 フィンエアー・ラウンジでミートボールをバクバク食べながらまったりしていると、突然日本人がぞろぞろと大挙してラウンジに入ってきました。17:20発予定のJL414便がディレイになって18:30発に変更になったので、搭乗予定の人たちがラウンジに戻ってきたみたいです。これでまたラウンジは落ち着かない混雑状態になりましたが、こちらはそろそろ搭乗開始になるので、ゲートへ向かいます。ごちそうさまでした。

イメージ 1 ▲AY051便は33番ゲートからの出発。

 ヘルシンキ発北京行き18:20発AY051便は、33番ゲートから17:40に搭乗が始まりました。エコノミークラスは3×3×3の9列アブレストで、グレーのシートにマリメッコの濃い黄緑の枕と毛布が目立ちます。

 僕は後方キャビンの前から2列目の中央列通路側42番D席に着席。行きも帰りもトイレが近くてよろしい。機内は見る間に満席になり、特に中国人の小学生の団体が何十人も乗ってきて、いったいどこへ行ってきたのやら。団体ツアーに参加しているとおぼしき僕の隣の42番E席に座った中国人のおばさんが、突然後ろの方へ移動して行き戻ってこなかったので、隣が空席になったのはラッキー。これで少しゆとりがでた。

イメージ 3 ▲エコノミークラスのキャビン。マリメッコ・デザインを取り入れつつ落ち着いた機内。

イメージ 4 ▲外はいつしか本降りの雨。

 外はいつの間にか雨が降り出し、わりと本降り。雨の中を、18:23にプッシュバックになり、18:27にタキシング開始。窓に水滴がたっぷりついて、外の様子がよく見えないほどです。シートTVのフライトマップによれば、北京までは6,496km(4,036マイル)、予定飛行時間は7時間とのことです。

 飛行時間が7時間とは、やはりフィンランドはアジアから最も近いヨーロッパと言えるんでしょうね、と思っている間に滑走が始まり、18:35にRWY04Rから離陸。離陸後すぐに雨雲の中に突入し、雲上飛行となりましたが、窓際の席じゃないからどうでもいいや。

イメージ 7 ▲機内では、フィンランドのビール「カルフ・ビール」を飲みました!

 時間的には夕食タイムなので、シートベルトサインが消えてまもなく、機内食とドリンクのサーブが始まりました。僕は通路側の席なので、トイレに行くのはこわくありません。躊躇なくビールをお願いすると、熊のイラストが缶全体に描かれた「KARHU」というビールが出てきました。フィンランドで1898年から醸造されているという由緒あるビールだそうです。色は濃いめな感じがします。

 食事の方は、チキンwithライスか、ビーフwithパスタの2種類で、やっぱりおこめが恋しくなったような気もして、チキンwithライスをチョイス。エコノミークラスですが、なかなか多彩でボリュームもあります。ホットミールのチキンはココナツカレー仕立てで、ブロッコリーが添えられ、ライスもおいしそう。ニンジンがメインのコールスローサラダ、クリームチーズにチョコバー、そしてパン類としては大判のビスケットのようなものがついてます。ruisneppariと書いてあり、ライ麦を使ったかなりもっちり度の高いパンのようです。来るときにはあった「かもめ食堂」がないので、映画は何を見ながら食事すればいいんだと思いながら、晩ごはんいただきます。

イメージ 5 ▲なかなか多彩でボリューミー。チョコバーの向こうの円盤状のがもっちりしたruisneppari。

イメージ 6 ▲アジア線なのでライスのメニューを積んでいるのでしょう。そろそろおこめが恋しいのでありがたい。