ひさびさANAのプロペラ機(X'mas in Guam;その3)
▲これに乗ったわけではないが、青森発東京羽田行きJAL140便。レジJA-342JをつけたB737-800。
2017年12月22日、大阪俯瞰。
青森で1泊し、翌朝は青森空港へ。からりと晴れ上がり、青森市内は雪もほとんどありません。標高の高いところにある青森空港周辺も雪をちょっとかぶっているという程度で、滑走路やエプロンなど除雪のいきとどいた部分にはまったく雪は残っていません。
展望デッキに上がってみると、前夜の最終便で到着してナイトステイした羽田行きの朝イチ便、07:50発のJAL140便がトーイングカーをつけて出発準備中です。
北側のスポットには、これも前夜の最終便で到着したANAのボンバルディアDHC8‐Q400が入っています。これは08:05発の大阪伊丹行きANA1852便です。その向こうには八甲田山が美しいすそ野を見せていますが、頂上の方は残念ながら雲に隠れてしまっています。
▲大阪伊丹行きANA1852便。向こうには八甲田山が見えていますが上の方は雲に隠れていて残念。
朝の青森空港、ANAのチェックインカウンターの列がなかなか進まず、人だかりになっています。見れば、中国人7人組が大荷物を積み上げてまとめてチェックイン中。観光客ではなくて研修生と見受けられますが、この人たちと一緒に大阪へ飛ぶのね……
ANA1852便のこの日の機材は、レジJA-843AをつけたボンQ。07:50に搭乗が始まり、ギアの真横にあたる14番D席に着席。ものすごく久しぶりにANAに乗るんですが、JALとはいろいろ勝手が違い、なんかとまどうなあ。
08:04にドアクローズ。乗客は後方に集められていて、前方座席はほとんど空席。全体で6割ぐらいの搭乗率でしょうか。機内アナウンスで、この飛行機は重量バランスに敏感なので、前後の座席移動には限りがあるため、席を移動したい人は客室乗務員に相談してという案内がありました。なるほど。
▲ボンバルディアDHC8‐Q400の機内はこんな感じ。
ドアが閉まると、デアイシング。防除氷雪剤を吹きかけます。中国の空港なんかでは、プッシュバックしたあととか、タキシングして滑走路へ向かう途中にデアイス専用のスポットに立ち寄ってデアイシングするので、順番待ちの行列ができたりしてすごく時間がかかるのがイライラのもとなんですが、日本の空港ではドアが閉まったあとすぐにささっとやってくれるので、時間をとられなくてありがたいです。
しかし、デアイシングすると、液体が窓にかかるので、外の景色が見えなくなってしまうのが難点。しかたないけど。
▲デアイシングで出発前に防除氷雪剤を吹きかけたので、窓の外がよく見えない。
機体が小さいのでデアイシングに時間はかからず、08:06にプッシュバックし、08:11にタキシング、そして08:14にRWY24から離陸。あー、やっぱり防除氷雪剤はスピードが上がっても流れていかないー、外がよく見えないー。
とは言え、1時間以上飛んでいるうちにさすがの防除氷雪剤も流れていったのか乾いたのか、外がふつうによく見えるようになりました。大阪伊丹空港へ向けて最終の着陸態勢です。
第二寝屋川のほとり、片町線とおおさか東線の合流地点の手前にはさまれるように広がる網干総合車両所明石支所放出派出所が眼下に見えてきた頃、がっくんという振動とともに、ギアが下りました!おー、これだけ近くで見るとやっぱり大きいな。
▲JR西日本網干総合車両所明石支所放出派出所。この左方向にJR片町線・おおさか東線の放出駅。
▲放出駅の北側あたりが見下ろせるところでギアが下りました。
▲ギアの向こうに淀川が見えてきた。
▲新大阪駅上空。京都方から新大阪駅に入ってきている新幹線も見えますね。
▲滑走路に接地寸前。
ギアが下りて、淀川を跨ぎ、新大阪駅の上空を通過。ちょうど京都方から下り新幹線が到着しているのも見えました。
新大阪駅上空を過ぎれば伊丹空港はすぐです。滑走路の路面がみるみる近づいてきて、白煙を上げてギアが着地し、到着です。09:57、RWY32Lに着陸で、この日の飛行時間は1時間43分でした。10時ちょうどにオープンスポットに沖停めでスポットイン。この機材はこのあと10:40発の熊本行きANA1625便に変身するようです。
やあ、大阪も雲一つないすばらしいお天気ですね!しかも、当たり前ですが、青森よりも暖かい!
▲伊丹空港オープンスポットで降りて、徒歩でターミナルビルへ向かいます。