毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

大阪上空(萩の花咲く秋のニッポン旅;その21)

イメージ 1 ▲四国の山並みを眺めながら、ANA1646便は一路大阪へと。

 2014年9月26日、クロス・ランウェイ。

 愛媛松山空港を15:42に離陸した大阪伊丹行きANA1646便は、ジェット機B737-800ではありますが、高度5,800mで、四国の山並みを眺めながら巡航しております。四国って山ばっかりなんだなーということが感じられます。右側の席なので瀬戸内海は見えません。

 しかし、松山から大阪伊丹まではわずか159マイル。153マイルの青森~新千歳とだいたい同じぐらいの距離ですな。早くも着陸態勢です。

イメージ 2 ▲大阪府富田林市の上空を南から北へ飛行中。ん?何か白い塔が見えるよ。

イメージ 3 ▲白い塔にズーム!な、な、なんだコレは???

 離陸してから約30分、関西の大都会の上空にやってきましたよ。

 よくわかりませんが、香川上空から淡路島、それから和歌山上空へ入って、大阪府を南西から北東方向へ上がり、柏原市、信貴山上空で北西へターンするとそのままRWY32へ下りていける感じです。

 その降下途中、右側に富田林市を見ながら飛んでいると、なにやら白い塔が目に入りました。ん?万博公園の太陽の塔?いや、まだそこまで行ってないよな。ズームしてみると、太陽の塔どころか、なんじゃありゃ??

 あまりに不思議な塔でありましたので、あとで調べてみますと、なんとソレは大阪の人なら知らない人はいないという、あのPL教団の「超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔」、通称「大平和祈念塔」、高さ180m!こんなものが1970年から立っていたとは、大阪万博と同じ年やんけ。全然知らなかった!

イメージ 4 ▲JR片町線放出駅の東側にあるJR西日本網干総合車両所明石支所放出派出所(のはず)。

 あー、なんかスゴイもの見てしまったとドキドキしているうちに北西方向へのレフトターンも過ぎ、あとは一直線に伊丹空港の滑走路です。

 下に見えてきたのは、鉄道の車両センター。JR片町線放出駅の東側、片町線とおおさか東せんが分岐する股のところにある「網干総合車両所明石支所放出派出所」、元の「森ノ宮電車区放出派出所」だそうです。片町線もおおさか東線もまだ一度も乗ったことはありませんが(^^ゞ。

イメージ 5 ▲広大な公園は「鶴見緑地」。

イメージ 6 ▲淀川を渡ります。

 続いて鶴見緑地の広がりを見て、淀川を渡れば、もう滑走路は目の前。松山からのANA1646便は、松山空港を離陸して37分後の16:19に、大阪伊丹空港RWY32Lに無事着陸しました。

 RWY32Lに着陸したということは、ターミナル側にあるRWY32R/14Lの滑走路を横切らなければならないわけですが、待たされることなくスムースに横切って、16:23、7番ゲートにスポットイン。計画どおり、16:35発の新大阪駅行きリムジンバスに間に合いそうです(^^)。

イメージ 7 ▲伊丹空港RWY32Lに着陸したANA1646便、短い方の滑走路を横切ります。

 さて、この日は北京時代の同僚らとともに大阪キタ界隈にて飲み会であります。一次会は梅田の地下街「Whityうめだ」にある弘化元年(1844年)創業のおでん、いや、関東煮(かんとだき)と呼ばねば怒られるか、の老舗中の老舗「たこ梅」で関東煮や「たこ甘露煮」でまずはジョッキを二、三杯。

 次に浄瑠璃「曾根崎心中」で有名な「お初天神」こと「露天神社」のすぐそば、まさに神社の境内まであと数歩という近さにある小料理屋さんに河岸を移し、ここではメニューには載っていない日本酒を三種類立て続けに賞味。

 大阪府の北端・能勢町にある秋鹿酒造の「秋鹿 純米吟醸大辛口 無濾過生原酒」、姫路網干の本田商店「龍力 山田錦100%仕様 特別純米酒」、そして神奈川相模原市の久保田酒造の長野産美山錦を精米歩合50%で醸した「相模灘 純米吟醸」の三種。相模原市内に酒蔵があるとは知らなかった。

 このあと東通商店街の焼き鳥屋で三次会をやり、へろへろに酔っ払って、大阪駅から終電の一本前(高槻より先へ行く電車としては最終)の24:25発京都行き新快速3552Mに乗ってなんとか新大阪駅へ戻り、ホテルのベッドに陥落しました。おやすみなさい~~。

イメージ 8 ▲「お初天神」近くで地酒をくいくいと。