毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ついに「ひかり」に乗る(萩の花咲く秋のニッポン旅;その22)

イメージ 2 ▲「ひかり 博多」の表示、しかも巻き取り式の幕で見られるのは今やレア。

 2014年9月27日、「ひかり」激減。

 前夜、終電の一本前まで飲んで、新大阪駅近くのホテルに戻ってバタンキュー。しかし朝はなんとか5時20分に起床して、とっちらかってる荷物をまとめてホテルを出発。なんとか新大阪駅の新幹線ホームへ間に合ってたどり着くことができました。

イメージ 1 ▲まだ薄暗い早朝の新大阪駅。

 新大阪駅から西へ向かう一番列車は06:00発の鹿児島中央行き「みずほ601号」。20番線には、薄いブルーの8両編成700系車両が入って、出発を待っています。「みずほ601号」は、僕が今行こうとしている姫路には停車するので、これに乗ってもいいのですが、敢えてこれは見送ります。

イメージ 3 ▲薄いブルーの車体がなかなかかっこいい「みずほ601号」。

 ソレはナゼかと言いますと、その3分後、06:03に発車する博多行き「ひかり441号」に乗りたいからであります。

 今や、JR東海区間からJR西日本区間へ直通する列車を除き、新大阪~博多間を走る下り「ひかり」はなんと1日に2本しかないんですよ!新大阪発06:03の博多行き「ひかり441号」と、20:20発の博多行き「ひかり443号」。超希少、まさに絶滅危惧種!

イメージ 6 ▲JR西日本管内だけを走る下り「ひかり」は1日2本のみ。そのうちの1本「ひかり441号」。

イメージ 5 ▲黄色の「のぞみ」、青色の「こだま」は多けれど、赤色の「ひかり」が表示される回数は激減。

 山陽新幹線と九州新幹線の直通運行が行われるまでは、山陽新幹線区間にも「ひかり」はたくさん走っていました。その最たるものが「ひかりレールスター」ですよね。ところが、九州新幹線への直通運行が始まると、「ひかり」は次々に「さくら」と「みずほ」に置き換えられていき、今やほとんどが九州新幹線へ直通するようになってしまったのです。

 JR西日本管内だけを走る「ひかり」は下りは2本ですが、上りは博多発朝一番、06:00発の岡山行き「ひかり440号」があるので、06:16発の新大阪行き「ひかり442号」、20:51発の新大阪行き「ひかり444号」と合わせて3本あります。

イメージ 4 ▲22番線で発車を待つ「ひかり441号」。隣は06:08発の東京行き「ひかり504号」。

イメージ 7 ▲「ひかり 博多」の掲示が新大阪で見られるのは1日3本だけ(名古屋からの「ひかり491号」がある。)

 「ひかり441号」は700系16両編成で、自由席は1~7号車。僕は6号車に乗車しますが、土曜日の朝6時ということで車内はガラ空き。6号車には僕以外にもうあと2、3人乗客がいるだけで新大阪駅を出発です。

 降りる予定の姫路までは、新神戸、西明石と停まって所要34分、うっかり眠ってしまって乗り過ごさないようにしなければ……

イメージ 8 ▲土曜日の朝6時、しかも鹿児島中央行き「のぞみ」の3分後では、こんな感じ。