毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

朝フォー(夏の旅、北へ南へ時々台風;その68)

イメージ 1 ▲ハノイで朝フォー。ほんっと、オイシイです。

 2016年8月27日、濃くてニガイ。

 前2回は、ハノイ駅前の「Mercure Hanoi La Gare」ホテルに泊まりましたが、今回は駅前通りであるレ・ズアン(Lê Duẩn)通りをもっと南に泊まった「ホテル日航ハノイ」に宿泊。15、6年前に仕事で初めてハノイに来たときに泊まったホテルです。前日は夜に到着してホテルにチェックインして終わったので、明けてこの日の朝からが今回のベトナム旅行の実質的な始まりです。

 ハノイの朝食と言えば、何と言ってもフォーです。ホテルの近所にないかなと思って探そうとしてみると、なんとホテルのすぐ裏手、レ・ズアン通りに面して、すぐに見つかりました、とーっても小さなフォー屋さんが!

イメージ 5 ▲ホテルのすぐ近くで見つけた小さなフォー屋さん。

 「Phở Bò(牛肉フォー)」と赤文字で書いた看板を出したそのお店は、店内にテーブル3つほど、店先にも2つほど小さなテーブルを出し、例によって風呂屋の腰掛けのようなプラスチック製の低い腰掛けがいくつか並んでいるだけ。もちろんフォーは店頭で作ります。しかしやはり食べたいのは「Phở Gà(鶏肉フォー)」。僕らも店先のテーブルについて、フォー・ガを注文。行き当たりばったりに見つけた店なのに、このフォーのおいしいこと!ホテルから徒歩1分、大当たりのフォー屋さんでした!

イメージ 2 ▲ホテル真向かいの「カフェ・マイ」でモーニングコーヒー。

イメージ 3 ▲ベトナムコーヒーは落ちるのに時間がかかる。

 朝フォーで大満足すると、モーニングコーヒーも飲みたくなるというもの。ちょうどいい具合に、ホテルの真向かい(チャン・ニャン・トン(Trần Nhân Tông)通り)に、ベトナム人にも大人気の「カフェ・マイ(Cafe Mai)」があるではないか。ここの2階で、まったりとモーニングコーヒーといこう。

 「cà phê phin」と呼ばれる伝統的フランス式のフィルターが載ったコーヒーカップが運ばれてきて、目の前でゆっくりとコーヒーが落ちていきます。とても細かく挽かれたコーヒー豆の粉がびっしり詰められているので、なかなか落ちないんですよねー。全部落ちきる頃にはもうだいぶぬるくなっちゃってます。しかもものすごく濃い。ものすごく濃いので、ベトナムの人たちは普通はこれに砂糖と練乳みたいなミルクをたっぷり入れて飲みますが、僕はブラックのままで。思わずしかめっ面になるほど濃くて苦いけど、ベトナムに来たなって気持ちになりますよ。

イメージ 4 ▲「カフェ・マイ」の「エスプレッソ・ベトナム」のできあがり。