毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

津軽線をゆく。(桜早き春の海峡を越えて;その4)

イメージ 2 ▲新青森駅から一駅走って青森駅に到着した特急「スーパー白鳥11号」。

 2015年5月2日、下北半島が見える。

 この日は、桜もとうに散ってしまった青森を離れ、函館へ向かいます。

 新青森駅から乗ったのは、12:46発の4011M特急「スーパー白鳥11号」。GWのさなかということで、なかなかの混み具合です。

 青森駅では7分停車しますので、あまり来ることのなくなった青森駅のホームに降りてみます。2016年3月26日に北海道新幹線新青森~新函館北斗間が開業すると、海峡線を走るすべての在来線旅客列車が廃止になります。ということは、青森駅を発着する優等列車は、現行の5往復から3往復に減らされる予定の特急「つがる」だけということになります。そしたら青森駅は、ますます寂しい状況になってしまうのでは。なんか、悲しい(T^T)。

イメージ 1 ▲789系と青森駅の駅名標、この組み合わせもまもなく消えゆく運命。

 特急「スーパー白鳥11号」は、青森駅で進行方向を変え、13時ちょうどに発車。古川跨線橋の下をくぐって大きく右カーブを描きながら、我が母校千刈小学校を右手に見つつ、津軽線の線路を走っていきます。沖館川を渡って再び右に大きくカーブすると、左手に広がるのが青森車両センターです。

 そのあとは陸奥湾の海岸沿いを走りますが、車窓から海が見えるのは、蟹田到着直前になってから。この日は空は全体に霞んでいましたが、視界は良く効き、遠く下北半島のマサカリの刃のあたりが見えていました。

イメージ 3 ▲蟹田駅到着前に見える陸奥湾。遠く下北半島も見えました。

イメージ 6 ▲車窓から海が見え始めて少しすると、蟹田到着です。

 蟹田には13:28に到着。1番線には、キハ40が一両停まっていました。車番はキハ40-525。13:26に到着した、三厩からの336Dです。蟹田~三厩間は、1日わずか5往復しか走っていないので、その列車が見られるのはラッキーかしら。ところで、蟹田と三厩の間にある津軽二股駅は、海峡線の津軽今別駅と連絡通路でつながっていたわけですが、新幹線が開業して津軽今別駅が奥津軽いまべつ駅になっても、津軽二股駅との乗り換えはできるのかしら?

イメージ 4 ▲三厩から到着していた336D。キハ40-525です。

イメージ 5 ▲蟹田駅の2/3番線ホーム。奥に跨線橋。