毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

七戸十和田駅(萩の花咲く秋のニッポン旅;その61)

イメージ 1 ▲東北新幹線七戸十和田駅コンコース。ちゃんと売店もあるのよ。

 2014年10月2日、「はやて」はどこへ行った。

 「とうてつ駅そば・売店」にて、三沢駅に続いて「とうてつ」そばを食べたあとは、用事を済ませて、帰りは妹に七戸十和田駅まで車で送ってもらいました。

 七戸十和田駅を利用するのは、3年前に来たときに続いて2回目。今回は乗る列車までまだ時間があるし、このあとは仙台での飲み会に参加するので、おみやげも買わなければなりません。

イメージ 2 ▲七戸十和田駅の改札口。抜けて右へ下りれば1番線新青森方面、左の2番線が東京方面。

 でもだいじょうぶ。1日12往復しか列車が停まらない駅ですが、売店はちゃんとあります(^^)。「青森・下北ふるさとの会」という看板がかかっています。横浜町に事務局を置き、横浜町の特産品を活用した商品開発を手掛ける団体のようで、国道279号(はまなすライン)沿いに下北半島のお土産を手に入れられるトラベルプラザ「サンシャイン」も運営しているとか。どういう経緯でこの団体が七戸十和田駅に店を構えることになったのかはわかりませんが、「下北」だけ掲げて、上十三地域の玄関口の駅だということを忘れもらっちゃ困るという批判もあるとか。その気持ちはわからないでもないですが、しかし、はっきり言って、下北へ行くのも十和田湖へ行くのも、誰も七戸十和田駅を玄関口として使ってないんじゃないですか?ほとんどの人は新青森(青森)駅か八戸駅をゲートウェイにしているのでは?

イメージ 3 ▲3年前も同じ写真を撮ったような気がするけど、七戸十和田駅の駅名標。

 なんかですね、新幹線の駅ができることに対する地元の期待って、大きすぎるんじゃないでしょうか。大きすぎてる上に、実体を伴わない幻想である場合が多いのでは。七戸十和田駅しかり、奥津軽いまべつ駅しかり。2時間またはそれ以上に1本ぐらいしか列車が停まらず、駅から(駅へ)のアクセスもままならないような新幹線駅ができたからと言って、そんなに大きな変化はもたらされないですよ。特に、それによって県外からわんさか観光客が来るだなんて、ほぼ幻想なのではないでしょうか。

 地方の新幹線誘致には大いに意見があるのですが、書き始めるとキリがないので、このへんで(^^ゞ。

 16:27に1番線から新青森行き「はやぶさ21号」が出て行き、次は僕の乗る16:53発の東京行き「はやぶさ28号」がやってきます。定期列車で「はやて」を名乗る列車はもはや一本もありません。もともと公募を通じて選ばれた、市民が望んだ列車名は「はやて」だったのでは?その「はやて」は、いったいいつの間に、どこへいってしまったんでしょうね?

イメージ 4 ▲七戸十和田駅2番線。もうすぐ東京行き「はやぶさ28号」がやってくる。