毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

とうてつ駅そば(萩の花咲く秋のニッポン旅;その60)

イメージ 2 ▲十和田観光電鉄「とうてつ駅そば」、三沢でも食べ、十和田市でも食べ(^^)。

 2014年10月2日、カレーもつけましょう。

 十和田観光電鉄線三沢駅駅舎内にある「生そばコーナー」で「山菜そば」を食べました。通常ならばこれにおいなりさんをつけるか、替え玉を追加するところですが、今回は「山菜そば」だけで終了です。

 十和田市へは電車では行けなくなってしまったので、この駅舎の前から、鉄道代替バスに乗って行きます。鉄道代替バスは、十和田観光電鉄のバス部門が、三沢駅~十和田市駅間だけではなく、その前後を少し延長して、最長で三沢高校前から三沢駅、十和田市駅を経て十和田市中央、三本木高校正門前までの区間を平日で17往復運行しています。また、昨年2月からは三沢発6便、十和田市発4便の増便も行われているようです。

イメージ 1 ▲十和田観光電鉄三沢駅前の十和田市方面行きバス停。

 僕が三沢駅前から乗った12:25発のバスも、始発は市役所・公会堂前で、終点は十和田市駅を通り越して十和田市中央です。バスは、三沢駅乗車時点で他に誰も乗っておらず、行程を約半分来たところの三農校前でようやく下校の生徒たちが乗ってきて座席がまずまず埋まったという程度でした。鉄道代替バスも経営は厳しいようです。

 三沢駅から約30分で終点十和田市中央に到着。奥州街道国道102号線をはさんでこのバス停の反対側には、十和田観光電鉄本社があり、電車の十和田市駅駅舎内で営業していたバス案内所などが、本社ビルの隣に移転してきています。やはり駅舎内で営業していた「とうてつ駅そば・売店」もここに移転しています。

イメージ 8 ▲十和田市駅から移転してきた「とうてつ駅そば」の入口。

 うちの妹がですが、ここのそばがウマイから絶対寄って食べてこいと言うわけですよ(^^ゞ。僕も、三沢駅の方は食べたことがあっても、十和田市側は食べたことがなかったので、それではということで、今回こうしてわざわざ寄ってみたわけです。じゃあ三沢駅で山菜そば食べるなよというご意見もあろうかと思いますが、そこはそれ、三沢と十和田は別腹だと言いますし。

イメージ 7 ▲国道102号線に面した入口から入ると手前が売店スペースで、奥が食堂スペースです。

イメージ 6 ▲テーブル席もけっこうあるけど、OLさんはカウンターで立ち食いしてます(^^)。

 「とうてつ駅そば・売店」という看板がかかった入口から入ると、手前が売店コーナー、そこを抜けて奥が食堂スペースになっています。新しくて広くて、けっこうゆったりできるスペースです。そしてここではきつねそばとカレーを注文。ここで食べることを見越して、三沢駅ではおいなりさんも替え玉もしなかったのですが、隣の人が食べているのを見て、デンプンたっぷりの黄色いカレーがどうしても食べたくなり、注文してしまいました(涙)。

イメージ 4 ▲「とうてつ」では青海苔がトッピングされるのが特徴。

 4人掛けのテーブルを1人で独占して、ゆっくりできます。食堂のカウンターの上には、「街中鉄道写真展」と称して、十和田観光電鉄線の運行当時や過去の車両の写真などがパネルで展示されていて、鉄ゴコロをくすぐります。

 カレーライスは、予想どおり、デンプンたっぷりで皿を傾けてもびくともしない固さの黄色いルーがかかっていて、どこかなつかしい味。きつねそばは、醤油だれで煮しめたのではなく、さっとくぐらした程度のふんわりした油揚げと、長ネギのみじんぎりがたーーっぷり、そして「とうてつ」の特徴である青海苔が載っています。この日2杯めの「とうてつ」そば、おいしくいただきました!

イメージ 5 ▲あまり煮しめないふっくらした油揚げが2枚。

イメージ 3 ▲そしてこの日2杯目のそばもカレーももちろん完食。