毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

平成最後の十和田の桜(その1)

イメージ 1 ▲からりと晴れた青空と青森ベイブリッジをバックに青い森鉄道八戸行き576M。

 2019年4月28日、青森快晴。

 4月28日の午後に十和田市で用事があったので、青森にちょこっと帰省してきました。前日、GWで激混みの「はやぶさ59号」で青森市へ帰り、この日は午後に十和田市へ移動します。いつもだと、新幹線で七戸十和田駅へ出てバスか、十和田観光電鉄バスで青森駅前から十和田市内まで直行することが多いのですが、この日は久しぶりに「青い森鉄道」で三沢経由で行くことに決定。

 そんなわけで、最近は中に入ることがめっきり減ってしまった青森駅へやってきました。今や発着する優等列車は特急「つがる」だけとなってしまった青森駅、青い森鉄道の方には新駅ができたり、新青森駅方面は新幹線アクセスの役割があったり、通勤・通学時間帯を中心に青森駅の乗降客数は堅調なんだと思いますが、僕にはあまり用のない駅になってしまいました。

イメージ 3 ▲2番線は13:16発の津軽新城行き普通列車4630M。

イメージ 4 ▲その奥には、13:19発三厩行き普通列車337Dのタラコ色も見えていますね。

 1/2番線ホームに下りると、2番線に停まっているのは、701系車両のN26編成。秋田所属なので帯の色は赤紫。盛岡所属だと帯の色は青紫ですが、青い森鉄道の車両はおそらく全部青い森鉄道デザインになってしまったと思われるので、青森駅ではもう青紫帯の701系車両を見ることはできないでしょう。

 2番線のこの列車は、13:16発の津軽新城行き普通列車4630M。新青森駅13:31発の「はやぶさ15号」と、運行される日は13:30発の大宮行きの臨時列車「はやぶさ68号」に接続する新幹線アクセス列車です。その向こうの5番線に見えているのは、1日1本だけある三厩まで直通する13:19発の津軽線の普通列車337Dですが、タラコ色の気動車ですね。乗ってみたいです。

イメージ 2 ▲青い森鉄道のキャラクター・モーリーが大きく描かれた青い森鉄道デザインの「青い森701系」車両。

イメージ 5 ▲行き先表示は巻き取り式のままなのがいいですね。

イメージ 6 ▲1番線の外側に側線が1本しかないとは、昔日の青森駅を知る者には寂しすぎます……

 そしてこれから乗るのは、1番線の方に停車中の13:24発の青い森鉄道八戸行き普通列車576Mです。外観は水色をメインにした青い森鉄道デザインですが、行き先表示などはLED式にならず巻き取り式のままで残っています。

 オールロングシートの2両編成ですが、かなり空いたままで青森駅を定刻発車。雲一つなく爽やかに晴れ上がった青空の下を、筒井、東青森、小柳、矢田前、野内と快調に走っていきます。野内を出て少し行くと、左側には陸奥湾が広がります。

 浅虫温泉を出てしばらく行くと、夏泊半島の付け根を横断するので、西平内、滬港と車窓から海は見えなくなりますが、そのあと清水川、狩場沢と再びちらちらと海が見えます。しかし海の見える車窓の風景はそこまでで、野辺地からは内陸部をひた走ることになります。このあと、上北町、小川原あたりで左側に水面が見えますが、これは海ではなく小川原湖です。

 小川原湖が見えてまもなくすると三沢に到着です。三沢到着は14:35。僕はここで下車です。ほかにも下車客が数人いましたが、写真撮影をしていたので、観光客でしょうか。

イメージ 7 ▲三沢駅に到着。青森から1時間11分は客車時代から比べると速くなったもんだ。

イメージ 8 ▲駅名標にはハングル、中国語繁体字、中国語簡体字の表記もあって、インバウンド対策。