毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ひと駅だけ「リゾートあすなろ」(萩の花咲く秋のニッポン旅;その63)

イメージ 3 ▲新青森駅に入ってきた秋田行き特急「つがる4号」。

 2014年10月3日、ハイブリッド車。

 前夜は仙台で旨い酒と旨い肴に酔いしれましたが、明けて翌日は「はやぶさ1号」に乗って青森へ戻ります。新青森到着は09:50。

 いつもだと、「はやぶさ1号」に接続する上り青森方面の列車は10:17発の4001M特急「スーパー白鳥1号」函館行きまでないのですが、この日は09:58発の9333D快速「リゾートあすなろ竜飛1号」が運行され、8分の乗継時間で青森駅へ向かえるので、これに乗ろうと在来線ホームへ移動します。

イメージ 1 ▲新青森駅在来線ホーム1番線で発車を待つ「リゾートあすなろ竜飛1号」。

イメージ 2 ▲前日、青森駅で出会った「リゾートあすなろ竜飛1号」に2日続けて遭遇。

 09:58発の2044M特急「つがる4号」秋田行きが先に2番線に到着し、これと行き違う形で「リゾートあすなろ竜飛1号」が青森へ向けて発車します。

 「リゾートあすなろ竜飛1号」は、HB-E300系気動車の2両編成。見かけることは今まで何度もありましたが、実際に乗ってみるのは今回が初めてです。

 先頭かぶりつき部分の印象は、まあ「リゾートしらかみ」とだいたい同じかな、という感じです。シートは床面より一段高くなっていて、眺望を良くしているようです。

イメージ 4 ▲「リゾートあすなろ竜飛1号」の先頭かぶりつき部分。

イメージ 5 ▲シートは床面より一段高く。青森で進行方向が変わるのでシートは逆向き。

 新青森から青森まで一駅行っただけで進行方向が変わるので、シートは新青森発車時点で青森に向かって逆向きになっており、青森までは背中向きに走って行くことになります。

 「つがる4号」が到着し、「リゾートあすなろ竜飛1号」もまもなく発車だというのに、ホームにはまだたくさんの人が残っています。みんな、このあとの「スーパー白鳥1号」を待っているのでしょう。新青森まで新幹線が通っても、ここはやはり通過駅。多くの観光客は北海道へ渡ってしまうのです。2016年春に北海道新幹線新函館北斗駅開業を迎えたら、今新青森駅で函館行きの列車に乗り換えている人たちは、新青森駅に降りることさえしなくなってしまうでしょう。青森が観光客にますます素通りされる日は目前に迫っているのです。

イメージ 6 ▲ホームには「スーパー白鳥1号」を待つ人たちがたくさん残っています。