毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

奥羽東北短絡線(萩の花咲く秋のニッポン旅;その64)

イメージ 1 ▲がらがらのまま新青森駅を発車する臨時快速「リゾートあすなろ竜飛1号」。

 2014年10月3日、もっと融通がきかないものか。

 新青森駅に秋田行き特急「つがる4号」が到着したのを待って、こちらの臨時快速「リゾートあすなろ竜飛1号」が発車します。次の青森駅で進行方向が反対になるので、シートは最初から逆向きになっており、背中を向けて走って行くことになります。

 新青森駅を出発して、左から津軽線が合流してくる青森車両センターのあたりまではほぼ直線。沖舘川と西滝川を渡るあたりでもし下車できれば、我が実家はすぐそこです(^^)。

 このあたりで少ーし右にカーブすると、我が母校千刈小学校のところまでまた直線。僕の小学生時代、「開かずの踏切」として有名だった千刈の踏切の手前で、青森駅へ入らずに青い森鉄道(旧JR東北本線)へ直通する短絡線との分岐点を通過します。

イメージ 2 ▲千刈小学校前の踏切の手前、青い森鉄道線への短絡線との分岐点。

イメージ 3 ▲右が短絡線。青森駅へは左へ大きなカーブを描いていきます。

イメージ 4 ▲左は我が母校、千刈小学校(^^)。

 千刈小学校を左に見ながら大きく左へカーブしていくと右側から青い森鉄道線が合流してきて、古川の跨線橋をくぐると、そのまままっすぐ青森駅のホームに突入します。右側の待避線に停車中の青い森鉄道青い森701系の車両が見えましたが、これは前日僕が三沢まで乗った10:34発の八戸行き570Mではないでしょうか。

イメージ 5 ▲古川の跨線橋をくぐって、あとはまっすぐ青森駅ホームへ。

イメージ 6 ▲青森駅到着。前日に見たのと同じ光景(^^)。

 「リゾートあすなろ竜飛1号」は10:04に青森駅3番線に到着。 前日はちょうどこのタイミングで青森駅に来ていたというわけですね。

 「リゾートあすなろ竜飛1号」の車内はガラガラでしたが、少ない乗客の中からも青森駅で降りた人が何人かいました。「リゾートあすなろ竜飛1号」は全車指定席なので、僕もたった一駅の乗車ですが事前に指定席を買っていました。しかし、青森駅で降りた人の中には、指定券を持っていなかった人がいたように見受けられます。新青森から青森までの間に車内検札はなかったので、指定券がなくても結果として乗れたことになり、しかしそれでは事前に指定券を購入していた乗客が馬鹿を見ることになります。

 前回の記事で、新青森駅のホームに、後続の「スーパー白鳥1号」を待つ人が大勢残っていて、みんな北海道へ向かうので青森は素通りだ、と書きましたが、実は、青森駅まで出たいだけの人たちも、「リゾートあすなろ竜飛1号」は全車指定席なので指定券がないと乗れず、だから「スーパー白鳥1号」を待っていた人も多いのではないでしょうか。もしJR東日本に、「リゾートあすなろ竜飛1号」の車内検札を新青森~青森間で厳しく行うつもりがないのなら、「リゾートあすなろ竜飛1号」には新青森から青森までは指定券なしで乗れるという措置を講じ、利用客の便利を図るべきではないでしょうか。

イメージ 7 ▲青森駅からの帰宅途中、青森駅を出発して三厩へ向かう「リゾートあすなろ竜飛1号」が。

 青森駅西口の駐輪場に停めておいた自転車で、いったん帰宅します。古川の跨線橋をくぐって線路沿いに出ると、そこへやってきたのは、さっき降りたばかりの「リゾートあすなろ竜飛1号」。少しは乗客が増えたのかしら(^_^ゝ。

 線路沿いに千刈小学校脇を通り、例のかつての「開かずの踏切」を渡ります。今度は短絡線の方を、EH500-65に牽かれてコンテナ貨物列車がやってきました。この短絡線は、以前は「北斗星」や「カシオペア」が青森駅に入らずに通っていった時期がありましたが、現在はここを通るのは貨物列車ばかりのようです。

イメージ 8 ▲旧東北本線と奥羽本線・津軽線をショートカットする短絡線をやってきた貨物列車。