毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

飛べ!光り輝く島スリランカへ(その13;最終回)

イメージ 1 ▲九龍サイド西海岸と青衣島を隔てる藍巴勒海峽の上空を通過。

 2014年9月9日、橋の多い街・ホンコン。

 九龍サイドの西海岸まで飛んできますと、着陸までもうあとわずかです。縦に流れる川のような水域は、九龍半島と青衣島を隔てる藍巴勒海峽(Rambler Channel)、青衣海峡とも呼ばれます。自動車用の橋が何本か架かってまして、北から青荃橋(Tsing Tsuen Bridge)、それから長青橋(Cheung Tsing Bridge)・青衣大橋(Tsing Yi Bridge)・葵青橋(Kwai Tsing Bridge)がひとかたまりになっていて、そして南端に昂船洲大橋(Stonecutters' Bridge)です。そして、青荃橋と長青橋の間に斜めに渡っているのがエアポート・エクスプレスとMTR東涌線の鉄道橋・青茘橋(Tsing Lai Bridge)です。

イメージ 2 ▲長さ1,018mの昂船洲大橋。手前には巨大なコンテナターミナル。

 青衣島の西海岸と馬灣(Ma Wan)という島を結ぶのは青馬大橋(Tsing Ma Bridge)。最大支間長1,377mで、自動車と鉄道の併用の吊り橋としては世界最長の橋です。ちなみに、この橋ができる前は、瀬戸大橋の一部である南備讃瀬戸大橋が最大支間長1,100mで、併用吊り橋としては世界最長だったそうです。青衣島には、九龍サイドから渡ってすぐのあたりにMTR東涌線とエアポート・エクスプレスの両方が停まる青衣駅があり、その周辺は急速に発展しています。青衣駅からMTRで九龍駅まで10分、香港駅まで13分、エアポート・エクスプレスで空港まで13分と、どちらへ向かうのも便利なエリアとして開発が進んでいるのです。キャセイやドラゴン、香港航空の制服を着た客室乗務員さんが青衣駅で乗り降りするのをよく見かけますから、空港関係者や航空関係者で青衣に居を構えている人もかなりいるのでしょう。

イメージ 3 ▲青衣島の西海岸。ここから青馬大橋が始まる。

イメージ 4 ▲青馬大橋の橋脚。高さ62m。

イメージ 5 ▲馬灣に2002年から造成された高級マンション「珀麗灣(Park Island)」。ミニチュアみたい。

 馬灣と空港のあるランタオ島を隔てているのは汲水門(Kap Shui Mun)という水道。ここに架かっているのは汲水門大橋(Kap Shui Mun Bridge)で、長さ430mしかないので、まあ青衣大橋の一部のようなものです。これを渡ればランタオ島に上陸で、そのまま北大嶼山公路をランタオ島北岸に沿って走って行けば空港に着くことになります。

イメージ 6 ▲馬灣とランタオ島に架かる汲水門大橋。これも自動車鉄道併用橋。

 香港南方海上でホールディングしたことで、クアラルンプールからの飛行時間は3時間46分となり、我がCX720便は09:02に香港空港RWY25Rにランディング。約10分かけて35番ゲートにスポットインし、僕の今回の初めてのスリランカ紀行が終了しました。この日9月9日は香港は「中秋節の翌日」で休日なので、このあと出勤することなくまっすぐ帰宅できます。夜行便明けなので、帰って一眠りすることにしましょう。

イメージ 7 ▲香港アプローチを眺めながらRWY25Rにランディング。