毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

建設進む「港珠澳大橋」(2018年月イチ日本・3月編;その13)

イメージ 8 ▲香港発北京行きKA974便ビジネスクラスの機内食。これは前菜の鶏胸肉のサラダ。 

 

 2018年3月19日、どうなるジェットフォイル。

 

 香港では1泊し、昼までに用事を済ませて、再び空港へ行き、北京経由で瀋陽へ戻ります。

 

 これから乗るのは、16:30発のキャセイ・ドラゴンKA974便北京行き。出発ゲートは、メインのターミナルビルからバスで行かなければならない離れ小島のノースサテライトにある509番ゲート。ノースサテライトには小中型機しか入らないので、てことはこの日のKA974便の機材はA321-200、レジはB-HTHです。旧塗装のままなのがもはや懐かしい感じがします。

 

 16:05に搭乗し、アップグレードできたのでビジネスクラスの11番K席に着席。この機材は最前列は10番列で、前から10、11、12、15、16、17番という変則的な番号が振られていて、この6列24席がビジネスクラス。17番列の後ろが22番列でそこからのエコノミークラスです。

 

イメージ 1 ▲北京行きKA974便はバスで行くノースサテライトからの出発。

 

イメージ 2 ▲ウエルカムドリンクは看板メニューの「DRAGON SUNRISE」。
 
 着席するとすぐにウエルカムドリンクがサービスされ、今回来るときにもいただいた看板カクテル「DRAGON SUNRISE」をチョイス。ジン・ベースでグアバジュースとレモンジュースが加わり、ペパーミントの葉が添えられて、さっぱりしてて好きです、このカクテル。

 

 定刻より10分も早く16:20にドアクローズになり、機内は8、9割の搭乗率。機材が小さいとは言え、相変わらず香港~北京線は混んでます。さすがドル箱路線。

 

 16:29にプッシュバックし、16:33にタキシングが始まりましたが、香港空港では2本ある滑走路を原則として出発用と到着用に分けて運用してますが、たまに出発用滑走路にも到着機が降りることがあり、今回はそんな珍しい到着機の着陸を待ってから、16:52にRWY07Rから離陸しました。

 

イメージ 3 ▲建設が進む「港珠澳大橋」の一部を眺めながら高度上昇中。

 

イメージ 4 ▲香港ディズニーランドもよく見えました。ここにはシンデレラ城は存在しません。

 

イメージ 5 ▲香港とマカオを結ぶターボジェット発見!大橋開通後はどうなるのかしら……

 

イメージ 6 ▲雲の切れ間から香港島の中心部が見えました。中央はワンチャイの「香港會議展覽中心」。

 

 離陸してすぐ、機窓右側には建設中の「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」のうち、香港側の出入境管理を行う「港珠澳大橋香港口岸旅檢大樓(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge Passenger Clearance Building (PCB))」がある人工島へのアクセス道路が見えます。

 

 高度が上がると、空港のあるランタオ島の南側も山越えに見えてきて、香港ディズニーランドもよく見えます。駐車場、ガラガラですが、すいてるのかしら?電車やバスで来る人が多いのかも。

 

 ランタオ島と香港島の間の海域には、マカオから香港をめざして激走するターボジェットも見えるではないか。今まではマカオへ行くにはほぼターボジェットでしか行けなかったけれど、「港珠澳大橋」が開通してバスや自家用車でマカオへ行けるようになったら、ターボジェットはどうなるのだろう。やっぱり減便されるのだろうか。

 

 と、このあたりから雲が視界を遮るようになり、香港島の中心部、ワンチャイあたりが見えたのを最後に雲上飛行となってしまいました。

 

イメージ 7 ▲ディナーには少し早いが、機内食のサービスが始まりました。

 

イメージ 9 ▲3つあるチョイスの中からシーフードをいただきます。

 

 機内食のメインは3種類あり、まずは「香港ハイアットリージェンシー」内にある中華レストラン「凱悦軒(英語名はズバリ「THE CHINESE RESTAURANT」という。すごい自信。)」とのコラボによる「Braised beef shank and homemade sauce, steamed rice and vegetables(牛スネ肉の煮込み 自家製ソース ライスと野菜添え)」。「香港グランドハイアット」内のイタリアン・レストラン「Grissini」とのコラボでは「Roasted halibut fillet, Nocerino tomato tartar(オヒョウのロースト サン・マルツァーノ・トマトのタルタル添え)」。もう1種類は日替わりの「Asian Delights」で、この日は「Korean chicken stew, steamed rice and vegetables(韓国風鶏肉シチュー ごはんと野菜添え)」。僕はシーフードの「オヒョウのロースト」をチョイスしました。

 

 キャセイ・ドラゴンでは、食事はワンプレートではなく、前菜とメインが別々に供されるので、まずは白ワインを飲みながら、前菜の「Mixed seasonal salad, chicken breast, French beans, bell peppers, walnuts, apple lemon dressing(季節の野菜と鶏胸肉のサラダ インゲン、パプリカ、クルミ、アップル・レモンドレッシング)」をいただきます。パンが温められて出てくるのもキャセイ・ドラゴンのいいところ。

 

 メインのNocerinoとは、イタリアの伝統的なトマト生産地域「アグロ・サルネーゼ・ノチェリーノ地域」のことで、そこでつくられているトマトを「サン・マルツァーノ・トマト」というそうです。それを細かく刻んで作ったタルタルと、ポテトがごろごろとオヒョウのローストをはさんでいて、食べ応え十分です。

 

イメージ 10 ▲デザートはデカップのハーゲンダッツとホットコーヒー。マップによれば武漢の南を飛行中。

 

イメージ 11 ▲コーヒーはマグカップでたっぷり。しかもチョコレートまでついてきた。

 

 食後のデザートは大きいカップのハーゲンダッツ・アイスクリームとマグカップでたっぷりのホットコーヒーでキマリですが、コーヒーにはチョコもついてきてうれしい。しかも今回は、ハーゲンダッツは「サマーベリーズ&クリーム」、「マカデミアナッツ」、「クッキー&クリーム」から選べるではないか。これは目移りする。食べたことがないので「サマーベリーズ&クリーム」にしようっと。

 

イメージ 13 ▲この写真のどこかに飛行機が写っている!ハズ。

 

イメージ 12 ▲おそらく武漢空港へアプローチ中の飛行機が見えました。

 

 デザート・タイムの頃は、武漢の南を北へ向かって飛行中。ふと眼下を見ると、かなり低いところをほぼ同じ方向へ飛ぶ機影を発見。たぶん武漢空港へアプローチ中なのでしょう。後ろ半分が赤い塗装になっているように見えますが、どこの航空会社かわかりません。エア・アジアっぽい気もするし、もしかしたら国際線かもしれません。

 

 日は徐々に暮れていき、闇夜の中を飛び続けて、北京首都空港には19:31にRWY01にランディング。この日の飛行時間は2時間39分でした。定刻の20:05より30分も早く19:35にスポットイン。いつもこんなふうに早め早めに飛んでくれればいいのに……

 

イメージ 14 ▲すっかり夜になった北京空港に到着したKA974便。