久々大陸餃子!
▲茹で餃子・焼き餃子・蒸し餃子、どれが一番ウマイかと言ったらもちろん迷わず蒸し餃子!
2014年3月1日、広州にて。
この週末は所用で広州市へ行っておりました。もちろん直通列車で(^^)。
春節(旧正月)に香港で冷凍食品の餃子を食べたという記事はUPしましたが、まあとにかく、香港ではおいしい餃子というものがないですね。餃子を食べるという食文化がもともとなかったんだからしかたないことではありますが。
そんなわけで、たまに大陸へ行くことがありますと、やはり一回は餃子が食べたくなります。そこで今回も、昨年9月に行った時にたまたま見つけておいしかったお店を再訪し、餃子を食べてきました!
▲龍のマークの「五谷豊 東北餃子館」珠影店。暗い店先だな。
広州市の地下鉄8号線の客村駅から新港中路を赤崗駅方面(東方向)へ少し行くと南へ下る狭い道・藝苑南路があるのですが、この通りはすごいです。道の両側に小さな店がひしめき合っている上に、路上には所狭しと露店が並び、車なんか到底通れそうもないのにそれでも車がクラクションを鳴らしっぱなしにして突っ込んでいき、そこには一つの「カオス」が生じています。「これぞ大陸!」とニヤリとほくそ笑みたくなるような素敵なストリート。
そんな藝苑南路をしばらく歩いて行くと左側に見えてくるのが「東北餃子館」の看板。ここが龍のマークの「五谷豊 東北餃子館」珠影店。夕方6時過ぎに行ったのですが、早くもほぼ満席。いつもながら大繁盛の人気店です。
▲まず最初につまむものとしてはずせないのがコレ、干豆腐絲。
▲香港ではめったに食べられないし、食べられてもあまりおいしくないのだ。
まず最初につまむものとしてはずせないのが干豆腐絲。平たく伸して水分を搾り取った豆腐を千切りにしたものに香菜と人参の千切りを混ぜてトウガラシとゴマ油で和えたもので、香ばしいゴマ油の香りと食べ応えのある干豆腐の食感、これだけでも香港では味わえない至福(^^)。
野菜はインゲンをさっとゆがいて中国味噌をかけたものを注文。超シンプルですが、おいしい。しかしこの容器はなんとかしてもらえないものかしら。このステンレスの皿というかお盆というか、なんか病院の手術室で、手術して摘出したものを載せる容器のような感じで、なんか……(涙)。
▲野菜は茹でインゲンの中国味噌がけ。この容器がちょっとなんか。
スープには僕の大好きな「砂鍋丸子」。要するに肉団子スープのことですが、大きな土鍋にたっぷりの肉団子に大量の海苔、そして豆腐にキュウリが入って、これまたとってもオイシイ。肉団子も冷凍で売ってるようなスカスカのものではなく、ぎっしり肉が詰まった感じの食べ応え十分の肉団子。スープもあっさりしていて、海苔の風味が加わっておいしさ四倍増。温かい料理にキュウリを使うのはごくアタリマエです(^^)。
▲何杯でもおかわりできちゃう肉団子スープ。海苔が入ってるのがうれしい。
さて、主食の餃子は、まず茹で餃子は豚肉と「酸菜」という白菜の漬け物を餡にしたものをチョイス。主食ですから食べ応えはあるのにツルッとしたのどごしでいくらでも食べられそうな茹で餃子、これこそ中国の餃子ですよ。餃子はこうでなくては。こういう餃子が香港にはないんですよねー。
そのまま食べても十分味がありますが、黒酢+醤油+ラー油のタレにつけて食べるとこれまたウマイ。ひと皿16個で18元(=約300円弱)。香港じゃこの値段じゃ絶対ムリだわ。
▲茹で餃子配膳!豚肉と「酸菜」の餡です。
次なる餃子は、蒸し餃子。日本では飲茶の点心以外にほとんど食べる機会のない蒸し餃子ですが、皮のもちもち感を味わうには蒸し餃子がいちばん。これもひと蒸籠に16個が載っかってきます。こちらは定番中の定番、豚肉と白菜の餡です。これまたウマイ。もちっとした皮を噛むと、中からじゅわっと肉汁とともに餡が口中に広がって、アツアツのハフハフ、止まらないです。
こうして食べている間にもお客さんが入れ替わり立ち替わり入ってきて、空席ができるということがありません。ちょっと麻生久美子に似た感じのおねえさんが店内を切り盛りしているのですが、これがまたよく気がきいて、フロアの服務員にてきぱきと指示を出して、上手に店を回転させています。また広州へ行く機会があったら絶対通ってしまうお店です。ああ、また餃子が食べたくなってきたなあ(^^)。
▲豚肉と白菜の蒸し餃子にズーム。皮のもちもち感がたまらない。