毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

お初のANA国内線プレミアムクラス(石北本線各駅停車;その50)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183453.jpg ▲前日の大荒れの台風18号はどこへやら、雲一つない快晴の富山空港にANA881便到着。

 2013年9月17日、「いわてまり」。

 台風18号が去って、富山地方は朝からいい天気!しかし前日まで羽田空港にほぼ丸一日缶詰になっていたので予定が狂い、富山ではただ寝て起きただけで、もう出発です。

 富山空港には新たに愛称が付けられまして「富山きときと空港」と呼ばれています。「きときと」とは富山弁で「活きがいい」という意味ですが、北陸新幹線開業キャッチフレーズも「きてきて富山きときと富山」、北陸新幹線富山駅開業PRマスコットキャラクターも「きときと君」。富山には「きときと」以外に何か気の利いたものはないのだろうか(笑)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183432.jpg ▲台風一過の強い日差しを受ける「富山きときと空港」。

 これから乗るのは08:20発の羽田行きANA884便ですが、7時20分頃にはもう空港に着いてしまったので、搭乗ゲート前でコーヒーでも飲みながらぼんやりして過ごします。

 やがて07:40、東京からの第一便ANA881便が到着し、スポットへと入ってきました。羽田~富山線にはB787も就航していますが、B767も健在で、この日のANA881/ANA884便はB767での運航です。レジはJA-8291をつけていますね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183458.jpg ▲着陸後そのまままっすぐスポットへと入るANA881便。

 それにしても良い天気です。搭乗口の方からは、立山連峰とは逆の方向しか見えませんが、RWY02エンドの向こうの山々は稜線がくっきりと見え、空には雲一つありません。二日がかりの前夜までの羽田空港缶詰がまるでウソのよう……

 羽田からの初便が定刻で飛んできたのですから、東京方面ももう台風18号の影響は残っていないのでしょう。きっとこの日の日程は順調に進むはずと安心して、ANA884便に搭乗します。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183511.jpg ▲RWY02エンド方向。実に素晴らしいお天気ざんす。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183506.jpg ▲「定刻」の文字に安心して、搭乗します!

 台風一過の快晴、台風はもう遠くへ過ぎ去った、というふうに思えても、上空に上がってみると、台風18号が残していった影響のようなものを窺うことができました。

 例えば、どのあたりかわかりませんが、山合いを蛇行する川を流れる水が真っ茶色の濁流になっているのがはっきりと見えました。河川沿いの一帯も茶色く見える部分がたくさんあったので、あるいは浸水しているエリアもあったのかもしれません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183542.jpg ▲どのあたりかわかりませんが、真っ茶色の濁流となった川が見えました。

 ところで、この日は羽田到着後猛ダッシュで東京駅へ出て新幹線に乗らねばならないことになっているので、少しでも早く降りられるようにと、初めてのプレミアムクラスに乗っております!JALのクラスJはプラス1,000円ですから気軽に何度か乗ったことがありますが、ANAのプレミアムクラスはそうはいかず、今までまったく機会がありませんでした。今回は「早く降りられるように」という理由にかこつけて、初プレミアムクラスです!(^^)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183518.jpg ▲10時59分以前に出発する便のプレミアムクラスには朝食「Premium GOZEN」が出ます!

 今回の席は最前列右窓際の1番K席。お隣の1番H席は空席のままで、のびのび快適です。機材がB787だったらもっとよかったんだけど……

 10時59分以前に出発する便のプレミアムクラスには朝食「Premium GOZEN」がサービスされることになっていて、富山~羽田線は飛行時間が非常に短いので、シートベルトランプが消えるや否や、大急ぎで「Premium GOZEN」が配膳されます。

 黒が基調のシックな小ぶりの重箱を開けると、見た目にも鮮やかな彩りのおかずがぎっしり詰まっていて、朝からこんなのをいただいていいんですか?って感じ(^^)。温かいお味噌汁がお椀で出てくるのもうれしい。この日のお品書きは口取りに「昆布巻蒲鉾、ロール玉子、照り焼きチキン、白和え、さつま芋天ぷら、隠元天ぷら、茗荷天ぷら」、煮物に「高野豆腐、椎茸、有頭海老、かぶら、絹さや、人参」、御飯は「紅鮭といくらのちらし寿司(錦糸玉子)」、そして「果物」となっておりまして、しめて384キロカロリー。「株式会社 源」とあるのは、富山の「ますのすし」で最も良く知られているメーカー「源」さんのことでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183526.jpg ▲なんとも彩り豊かなおかずが満載!

 時間を気にしながらというのが少々慌ただしいですが、おいしく完食。プレミアムクラス、すばらしい。

 食後は熱いコーヒーで、お茶菓子がついています。岩手県産蜂蜜と塩使用の「いわてまり」。花巻市内の菓子店「芽吹き屋」さんがANAプレミアムクラス専用に提供しているお菓子で、直営店やオンラインショップでも求められないレアなお菓子。「岩手」と「手毬」をかけたネーミングだと思いますが、とてもかわいらしく、ほんのりしっとりはちみつが香、上品なお菓子でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183546.jpg ▲食後は熱いコーヒーに茶菓子「いわてまり」。

 ANA884便は早くも関東平野上空にさしかかってきたようです。関東上空も本当に気持ちよく晴れ上がり、前日飛行機がほとんど離発着できなかったのと同じ場所とは到底思えないほどです。

 地平線まですっきり晴れ渡り、遠くに富士山が見えてきました。その富士山がだんだん近づいてきて、北から東京湾上空に抜けます。都心の高層ビルもよく見えますね。初めてのANAプレミアムクラス、とってもよかったですが、残念ながら短すぎる!もう少し飛行時間が長い路線で乗ってみたいものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183553.jpg ▲早くも関東平野上空にさしかかり、遠くに富士山が見えてきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183438.jpg東京湾も見えてきました。左下の広い草地は習志野駐屯部隊演習場。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183444.jpg ▲富士山もだいぶ大きく見え、都心部の高層ビルもよく見えて、東京湾上空へと抜けます。