毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

9月、台風、飛行機旅(その3;富山空港RWY02アプローチ)

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d4/c0/mainichigaharu/folder/445337/img_445337_64479395_3?1323706864 ▲着陸直前のANA887便から見えた富山駅。新幹線駅舎建設真っ最中。

 2011年9月3日、レフトターン。

 機内販売のスタバのコーヒーを飲みながらANA887便の機内でまったりすることしばし、早くも高度を下げ始め、着陸態勢に入ります。羽田発のフライトは、いったん日本海上空に出て能登半島にかなり近づいてから大きく右旋回し、神通川の河口からまっすぐ川を遡るように陸地へと戻っていきます。天気がよい日にこのルートを飛ぶと、真っ青な日本海富山湾の海にまず感動し、ライトターンをしているうちに今度は立山連峰が見えてきてまた感動というなかなか素敵なルートです。しかしこの日は四国へ接近、上陸が心配される台風12号の影響がさすがに出てきたのかこのあたりは雲が多くなり、それほど爽やかな風景は楽しむことはできませんでしたが。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819005945.jpg 日本海上空で大きく右旋回。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819005949.jpg 富山へ北からアプローチ。

 ライトターンを終えた機体はぐんぐん高度を下げ、神通川の河口へと向かいます。富山市から滑川、魚津、黒部、入善へと続く穏やかな海岸線がのびているのがなかなか美しい。白い波頭が立っているのは見えないので、台風の影響を受けて強風が吹いているというのではないようです。

 富山空港の滑走路はRWY02/20でほぼ南北を指して神通川の河川敷にあるので、神通川に沿ってほぼ真南にまっすぐ下りていけば着陸します。その直前には富山市の中心部も間近に通るので、富山駅北側に広がる富岩運河環水公園やJR富山駅、そして建設中の新幹線富山駅や駅前の街の広がりなどが間近にくっきりと見えてちょっとうれしいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819005954.jpg 富岩運河環水公園が間近に。

 いつもならこのまままっすぐ下りていって着陸するところですが、おや?ちょっといつもと雰囲気が違いますね……

 今まで富山空港への着陸は北からのRYW20しか経験がなく、その地形から言っても原則RWY20使用のように思われますが、この日はやはり台風の影響でしょうか、そうとう北風が強かったのでしょう、RWY02からの着陸を試みるようです。これは初めての経験です。

 北側からまっすぐ下りてきたところでちょっと右へずれ、左側に神通川と空港を眺めながらいったん空港をやりすごして南側上空へ抜けます。十分に距離をとったところで左へ急旋回!富山空港ではこのアプローチはあまりないだろうから、地上から見てたらなかなかおもしろいだろうなあと思っているうちに左旋回が終わって機体が平行になったと思ったら、着地です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819010003.jpg 川向こうが滑走路。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819010007.jpg 最後のレフトターン。

 南側からの着陸を初めて体験し、無事富山空港到着です。今回のフライトでは、富山上空には多少雲はあったけれど、日本海の眺めも楽しめ、上空からの富山駅前周辺の眺めも楽しめ、おまけに予想外の南側からのアプローチも楽しめて、なかなかうれしいフライトになりました。左側の窓際席にしてよかった(^^)。機内はすいているので慌てることなくのんびり降機します。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819010014.jpg ▲初めての南側からのアプローチで無事富山空港に到着。