強風の清明節に帰省した（その14；爆弾低気圧）
▲強風吹き荒れる中で出発を待つ羽田行きANA882便。 2012年4月3日、羽田同時着陸。
4月2日に富山で一泊した僕は、翌3日の朝いちの便で富山から羽田へ飛ぶ計画です。ところが、前夜の天気予報では、日本海で台風並みの猛烈に強い低気圧が発達中で、3日は暴風が吹き荒れるとのこと。えーーーっっ、それは困るーー。今回の帰国はほんの3泊4日だけなので、移動が計画どおりできなくなってしまうとマジで困るんすー。
しかし、寝るときには風も雨もなんともなかったのに、明け方、4時か5時頃でしょうか、がたがたと窓を揺らす音とともに、外はかなりの強風が吹いている様子。6時に起き出してみると、雨は降っていないものの、風は既にハンパじゃないです。飛ぶのか、飛行機？
6時半に射水市内を車で出発。小杉インターから北陸自動車道に上がって2区間走り、富山インターで下りれば空港はすぐですが、富山インター手前の神通川を渡る橋では乗用車でもかなり風にあおられました。だいじょうぶか、飛行機？
強風には見えませんが。 7時には空港に着き、チェックインも問題なくできました。うん？風の影響はないのかな？
これから乗るのは07:40発の富山発羽田行きの朝いちばんのANA882便。これは前夜20:55に羽田から到着したANA891便がナイトステイして折り返す便なので、機材自体は既に富山に来ています。あとは風次第なのですが、展望デッキに出てみたところ、それはもうすごい風です！うっかりすると飛ばされそうになるほど。
そんな風などまるで影響がないかのように、搭乗が始まりました。しかし、着席してみると、駐機している飛行機が風にあおられて揺れています。地上で停まっているのに揺れている飛行機なんて初めて乗った！（笑）どぉん、どぉんと機体に強風が吹き付けて、そのたびに機体が揺れます。こわいです。
機体が強風で揺れてます。 こんな強風ではとても飛べないだろうと不安になっていると、なんとANA882便はさっさとドアクローズになり、07:37にプッシュバック開始。プッシュバックが済んだところでしばらく待機。羽田発富山行き初便ANA881便の到着を待つようです。富山空港には滑走路への誘導路がなく、滑走路の上をタクシングしてエンドまで行かないといけないので、離発着機があるときはエンドまで行って待つということができません。
ANA881便はほぼ定刻どおりの07:52着。ということは羽田空港も富山空港も強風の影響を受けていないということですな。ANA881便がタクシングしてきてスポットインするとこちらはタクシング開始。RWY20エンドまで行ってぐるりと回って方向を変え、激しく揺れることもなく無事テイクオフ。立山連峰が曇り空の下に少し見えています。
よくはわかりませんが、駐機中の飛行機を揺らすぐらいの強風ではありましたが、富山空港の滑走路と平行の方向(RWY02/20)に吹いていたので離着陸には問題がなかったのではないかと思われます。
とにかく富山を予定どおり出発することができてよかった。朝が早くて何も飲み食いせずに出てきたので、ANA My Choiceでスターバックス・ドリップコーヒー・ハウスブレンドforANAを購入してほっとひといき。羽田に9時前に着けるので、機内は東京出張のビジネス客で満席かもと思っていたのですが、意外に空いていました。
この日の機材はレジJA-8274を付けたB767-300。Air Japanのロゴが機側に入っていて、一瞬国際線仕様の機材では？と思いました。Air JapanのB767-300は中国線によく飛んでくるので国際線で乗ったこともけっこうありますが、それとは違うのかしら？
スタバのドリップコーヒー。
左上隅の 羽田へも問題なく到着しそうです。だいぶもやがかかっていますが、地上が見えないほどではありません。コースからすると、新滑走路のRWY23への着陸を初めて体験できそうです。
ふと機窓の外を見遣ると、ほぼ同じ高度をJALの飛行機が飛んでいるのが見えました。RWY22への着陸機です。初めてのRWY23着陸体験でRWY22への着陸機との同時着陸が体験できるなんて、おもしろい！
写真では小さすぎてよくわからないかもしれませんが、RWY22へのJAL機がずーっと同じ高度で並んで見えています。あれはどこから来た飛行機なんだろうな。
中央にぽつりと 到着は08:47。移動計画が順調に進んでいてうれしい。羽田空港の第2ターミナルに到着するのは久しぶり。青森にはJALしか飛んでいないので、第2ターミナルに来ることはあまりありません。特に到着便で利用したのは何年ぶりっていう感じかも。預け荷物もないし、このままするすると外に出て、すぐに第1ターミナルへ移動です！
無事
JA-8274を付けた