強風の清明節に帰省した(その13;終点富山)
▲終点富山に到着した「ひだ13号」。こちらは貫通タイプの8号車。
2012年4月2日、フレッシュマン初日の日が暮れた。
日の暮れた飛騨路から越中路へと特急「ひだ13号」は3両編成と身軽になって走り続けます。高山を出ると飛騨古川、猪谷、越中八尾、速星と停車します。次第にあたりは真っ暗になり、前方を照らすヘッドライトの灯りが昼間とはまた違った前方展望を楽しませてくれます。
そして19:12、終点富山到着。所定では18:52の到着ですから結局20分の遅れで済みました。名古屋から約4時間半お世話になった10号車1C番シートに別れを告げて、まだ肌寒い富山駅4番線ホームに降り立ちます。最後尾車両は貫通扉車なので大きめのトレインマークが見られます。気温が下がってきたせいかガラスの内側に水滴がついて曇り、春まだ遠しといった風情です。
4時間半世話になったね。
「ひだ」のトレインマーク。
10号車には結局名古屋から乗った3人以外誰も乗ってきませんでした。てっきり下呂か高山で下車して温泉旅行か何かだろうと思っていた女性2人組もなんと富山まで完乗したのには驚いた。
3両編成の「ひだ13号」は先頭10号車がグリーン車、中間9号車が普通車自由席、最後尾8号車が普通車指定席と1両ずつの3両なのにバラエティに富んだ編成。でも、見たところ、9号車もがらがらだったようですし、「ひだ」の高山以北の乗車率は高くはなさそうです。
中間9号車は自由席。
「ひだ13号」は乗客を全部降ろしてしまうと、すぐに直江津方へ引きあげていきました。こうして僕の「ひだ」名古屋~富山間完乗の旅は終わりました。
ここで僕も少し時間があるので、駅前へ出てぶらぶらします。富山駅は現在新幹線駅舎工事のまっさいちゅうで、仮設駅舎が使われていて、旧駅ビルに入っていた「とやま駅特選館」も駅前駐車場だった場所にできた仮設店舗に全部映っています。
そんな土産物店などをひやかして時間をつぶし、再びホームへと入ります。
サンダーバード46号。
大阪到着は23:12。
5番線には従来からの北陸色の富山に19:51に到着し19:59に発車する高岡発糸魚川行き普通列車471Mが停車しています。1番線は高山本線の20:20発猪谷行き普通列車876D。2両編成での運転です。どちらも、新年度ワーキングデー初日を無事終えたフレッシュマンたちがたくさん乗っていそうです。いや、どうかな、初日から歓迎会とかで飲み会に繰り出した人も多いかもね。
糸魚川行き471M。
猪谷行き876D。
いちばんはずれの6番線には19:55着の4031M特急「サンダーバード31号」が到着しました。それにかぶさるように4番線に入ってきたのは新北陸色の旧国鉄急行型デカ目車両。19:59着の直江津発富山行き普通列車568Mですね。