毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

強風の清明節に帰省した(その12;飛騨高山)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014044.jpg ▲道半ばの高山に到着した「ワイドビューひだ13号」。ここで後ろ4両切り離し。

 2012年4月2日、いよいよ高山以北。

 特急「ワイドビューひだ13号」はようやく中間地点とも言うべき高山に到着しました。所定17:08着のところ、17:35頃到着したので、約30分弱の遅れです。

 僕は名古屋~高山の区間ならば「ひだ」に何度か乗ったことがありますが、ここから北へ「ひだ」を乗り通すのは今回が初めてです。高山~富山間は普通列車では通ったことはあるのですが……

 高山での所定の停車時間は5分ですが、遅れが生じているので、高山止まりの1~4号車の切り離し作業と乗務員の交代が終わり次第すぐ発車するようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014052.jpg 約30分遅れで高山到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014057.jpg 後方では切り離し作業。

 発車準備は整ったようですが、対向列車が到着するのを待っての発車になったようです。前方に目を凝らすと、徐々に近づいてくる列車の顔が小さく見えています。17:35着の飛騨古川発高山行き普通列車1854Dのようですね。JR東海湘南カラーのキハ48形がポイントを渡って高山駅のホームへと入ってくると信号が青に変わり、17:37頃、こちらも発車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014048.jpg 対向列車待ち。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014101.jpg やってきた1854D。

 特急「ひだ」で初めての高山以北に入ります。高山まで線路に寄り添っていた飛騨川は、高山を過ぎると宮川に変わります。宮川は神通川岐阜県内の呼称で、猪谷から富山県に入ると神通川と呼ばれるようになります。

 春分は10日前に過ぎたとは言え、そろそろ日暮れ時。直線区間に入ると、真正面に山の端に沈みかけた太陽が薄雲に包まれてぼんやりと光を放ち、その光がまっすぐ続く2本の線路を輝かせ、そしてその穏やかな光が正面から差し込んできて、前面展望パノラマビューならではって感じです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014105.jpg 正面から日の光。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014110.jpg 日暮れが近づいてきた。

 いや、本当は高山で途中下車したかったんです。僕は日本酒が好きなのですが、中でも好きな銘柄は「久寿玉」。これは高山の平瀬酒造店の銘柄。東日本ではほとんど手に入らないので、以前わざわざ平瀬酒造店まで求めに来たこともあります(その時の記事はコチラ)。最近久しく「久寿玉」にありついていないので、できるものなら途中下車して、高山駅前の酒屋さんでいいから「久寿玉」を何本か買いたかった。でも今回は時間がないので、泣く泣くスルーです(T_T)。

 18:09頃、坂上駅でいったん停車。このあたりはまだ雪がけっこう残っていますね。このあたりから猪谷を越えるまでが高山本線の中でもいちばん山深いところではないでしょうか。

 いったん停車しましたが、でもここで列車と交換した記憶がありません。定刻で走っていれば猪谷発美濃太田行き普通列車1832Dとここで交換したのだろうと思われます。ってことはうとうとしてるうちにもっと手前で交換したのかな。そろそろ暗くなってきそうですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014115.jpg坂上駅でいったん停車。雪がまだだいぶ残ってます。