強風の清明節に帰省した(その11;下呂温泉)
▲焼石駅で「ワイドビューひだ16/36号」と交換。
2012年4月2日、下呂温泉行きたい。
ダムで堰き止められて川幅が広がり、深い青緑色の水をたっぷりたたえた飛騨川を左に見ながら特急「ワイドビューひだ13号」は進みます。
さっき「ワイドビューひだ14号」と交換した福来信号場から焼石駅までは6.3kmあり、けっこう時間を要します。焼石駅まで6、7分かかるでしょうか。
焼石駅では再び停車して交換待ちです。こうして見ると、高山本線は意外に列車の往来が多いのですね。岐阜を発ってからしょっちゅう列車と交換しているような気がします。
焼石駅では再び停車して交換待ちです。こうして見ると、高山本線は意外に列車の往来が多いのですね。岐阜を発ってからしょっちゅう列車と交換しているような気がします。
焼石駅ではかなり待たされました。焼石~下呂間は13.6kmもあり、下呂駅の1.7km手前に少ヶ野信号場というのがあるそうですが、そこで調整できないと、もう対向列車が焼石駅へやってくるまで待つしかありません。
しばらく待ってやってきたのは36D特急「ワイドビューひだ16/36号」。名古屋行きの16号と大阪行きの36号が併結された編成です。ここの交換で遅れがまた広がったような気がします。
もうすぐ焼石駅。
16:32にようやく「ひだ16/36号」と交換して焼石駅を出発。次の下呂までは10分以上かかります。長井駅間を、飛騨川を右に見たり左に見たり、国道41号線とクロスしたりを繰り返しながら、列車はゆっくりと走り続けます。このあたりになると飛騨川の流れからは緑色が失せ、透明度の高い青色に変わります。流れが急なところも増えてきたようです。
流れの透明度が増した。
流れが速いところも。
しかし、少ヶ野信号場のあたりから車窓が開けます。下呂の中心部が近づいたのです。
下呂には16:43頃到着。18分ほどの遅れで、下呂をすに発車。下呂駅の周辺は、飛騨川の対岸も含めて温泉旅館やホテルがたくさんあり、河川敷も広くて、温泉に浸かったあとのんびり川べりを散歩したらさぞや気持ちいいでしょうね。
そう言えば、河川敷に露天風呂みたいなのがあって車窓からも見えたような気がするんだけど、それって今もあるのでしょうか。今回は見落としたみたいですけれど……
下呂出発後の車窓風景。
温泉旅館が立ち並ぶ。
河川敷がだいぶ広い。
下呂温泉観光協会のHPによれば、下呂温泉は「飛騨川の流域に湧く下呂温泉は室町時代京都五山の僧万里集九や、徳川家康から四代の将軍に仕えた儒学者林羅山により、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ『日本三名泉のひとつ』と称された天下の名泉」らしい。いかにも温泉街という風情は、風呂上がりに浴衣を着て下駄をからんころん鳴らしながら歩くのがずばり似合いそう。実はまだ一度も行ったことがないので、いつか下呂で温泉三昧してみたいものです。
下呂を出て20分ほど走ったところで再び交換待ちの停車です。対向列車は1038D特急「ワイドビューひだ18号」のようです。ただ、この駅がどこなのか、失念してしまいました。飛騨小坂駅ではないかと思うのですが、自信はありません。時間は17:09頃。本来であれば高山に到着している時間なのですが……
▲またも「ひだ」と交換。「ひだ」ってけっこう本数が多いんですね。でもどこの駅だろう?