高岡銅器(酷暑の夏休み帰省レポ・その35)
2012年8月17日、ダッシュで乗換え。
博多を発車した「みずほ602号」は、小倉、広島、岡山、新神戸と爆走し、その間僕は案の定爆睡し(笑)、気がつけば終点新大阪。N700系「みずほ」のグリーン車のあまりに心地よい空間に、僕には眠るしかなすすべがありませんでした……
新大阪には11:44、20番線に到着。よく考えてみると、前日新大阪から乗った「さくら555号」はこの「みずほ602号」の折り返しなんですね。2日続けて同じ列車に乗ったような気分。
新大阪に着いてドアが開くやいなや猛ダッシュ!前日からダッシュばかりしているような気がするけど、とにかくダッシュして20番線から24番線へ移動。3分の乗り継ぎで11:47発の「のぞみ336号」へ駆け込み、新大阪を出発しました。
「のぞみ336号」の京都到着は12:01。僕はここで降りて、在来線ホームへと向かい、12:10発の4017M特急「サンダーバード17号」に乗り換えました。これによって、新大阪~京都間は新幹線自由席の隣駅特例で特急券が840円で済み、「サンダーバード17号」の特急料金には乗継割引が適用され、ちょっと割安に済ませることができ、しかも「みずほ602号」からでは新大阪では乗り継ぎに間に合わない「サンダーバード17号」(新大阪発は11:46)に乗ることもできました。よかったよかった。
▲13:45、芦原温泉到着。
▲小松到着は14:04。
九州だけでなく、北陸も暑い暑い。この日も酷暑の一日。日陰のホームに立っていても熱風が吹き抜けていってくらくらしそうになります。
そんな暑さを少しでもやわらげてくれるのが、高岡駅のホームにいくつも吊してある風鈴です。高岡と言えば銅器が有名。そんな「銅器のまち高岡」を支えるみなさんが集まっている高岡銅器協同組合が設置した風鈴です。その涼やかな音色は本当に耳に心地よい。僕にとってなじみが深いのは南部鉄器の風鈴ですが、銅器の風鈴も良いものですね。
▲高岡駅ホームの天井にはたくさんの風鈴が。
高岡銅器協同組合では1993年から毎年夏になると高岡駅に風鈴を設置していて、今回で20回目。例年は駅の入り口や改札口などにも取り付けていますが、今年は駅ビルの建て替え工事などで設置できる箇所が減ったため、ホームに集中的に設置したそうです。
今年は7月11日から9月11日までで、230個の風鈴が設置されたそうですが、いろいろな形、デザインのものがあって、見ていて飽きません。風鈴の内側の「舌」に下げられた短冊には、高岡市博労、二塚、野村の3小学校の6年生が願い事が書いたそうですが、「がんばろう日本、がんばろう東北」の短冊もあり、励まされます。
▲高岡市内3小学校の6年生が願い事を書いた短冊がさげてあります。
▲デザインもさまざま。「がんばろう日本、がんばろう東北」の短冊も。
おっと、ふと見ればタラコ色の気動車が停まっているではないですか。
キハ47-1092がタラコ色になったのは、今年の6月末のようです。高岡運転派出所属でタラコ色になったのは、キハ47-42、キハ47-1064に続いてこれが3両目だそうです。高岡管内ではこれからもタラコ色は増えて行くんでしょうかね。
▲タラコ色キハ47-1092の横顔。
▲高岡発15:00の氷見行き541Dらしい。