毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

うどんそば今庄(酷暑の夏休み帰省レポ・その36)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170255.jpg ▲猛暑の高岡で食べた熱い駅そば。高岡駅北口の「うどんそば今庄」の山菜そば。

 2012年8月17日、EF81の700番台。

 高岡で14:47に特急「サンダーバード17号」を降りたはいいが、この時間帯、下りの普通列車は1時間に1、2本の運行間隔で少々不便。僕が次に乗る列車までもしばらくあるし、ホームの屋根に吊された高岡銅器の風鈴の音色では到底やわらげることができないほど暑さが厳しいので、ホームから一時退散。しかし、改札を出ても、新しい橋上駅舎には冷房の効いた待合室もないし……と、うろうろしてたら、北口の階段の下に「うどんそば今庄」を発見!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170311.jpg ▲再開発中でも元気に営業中。通路がほんっと狭くてまさに階段の陰に隠れてる感じ。

 1966年(昭和41年)に開業して半世紀近く高岡の玄関口として親しまれた、高岡ステーションデパートが入った駅ビルが2011年末に閉鎖され、その建て替えも含めて高岡駅北口周辺は再開発の大工事中。かつて駅舎内にあったお店が、今は駅の南北をつなぐ跨線橋の階段下にプレハブを建てた臨時店舗で営業しているのです。

 よく考えると、この日は「みずほ602号」の車内でサンドイッチと駅弁を食べただけ(だけ?)で、お昼はまだ食べていないことを思い出しました。新大阪と京都での怒濤の乗り継ぎダッシュをやったら、食べるのを忘れてました。よし、ではここの「今庄」さんでそばでも食べよう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170248.jpg ▲プレハブの臨時店舗は新しいこともあり白壁でがらんとした感じ。

 さすがに午後3時にそばやうどんを食べようとする人は多くないようで、冷房の効いた店内に先客はなし。厨房上に掲げられたメニューの写真をちらりと見て券売機で食券を購入。これだけ猛暑でも麺類は熱いのが食べたいので、山菜そばに決定。実はこのお店はうどんとそばが半分ずつ入った「チャンポン」なるものが有名であることをあとから知って後悔。事前に知っていればそれを注文したかも。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170300.jpg ▲山菜そば、配膳!

 富山では富山駅構内で「立山そば」を食べたことがありますが、それ以外は駅の立ち食いうどんそばの類は食べたことがありません。東日本の者から見ると、汁の色が薄いのがやはり共通点。写真を見て「これは濃い」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、我々東北人にとっては十分に薄いです(^^)。山菜もたっぷり載っていてうれしいです。麺は太めですね。麺の色は薄め、というか白っぽいというか、とにかくおいしく食べました。ごちそうさま。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170304.jpg ▲山菜そばをリフトアップ!色白で太めです。

 満足して店外へ出ると汗が一気に噴き出します。熱いそばを食べて猛暑の中へ出れば当然だわね(^^ゞ。

 再び高岡駅のホームへ下りると、EF81が橋上駅舎の真下あたりに単機で停まっているのを発見。白線が1本多いJR貨物のEF81ですね。車番はEF81-725。元はEF81-125号機ですが、福知山線・尼崎の脱線事故を受けた運転台への運転記録装置の搭載が義務付けられたことで、搭載車両と搭載免除車両であるJR貨物の車両とを区別するため、今年5月ぐらいから改番が施され、搭載免除車両には原番に600を加えた機番が与えられるようになったとのことです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170324.jpg ▲改番が施されてEF81-725になった元EF81-125号機。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170320.jpg ▲猛暑の昼下がり、日陰で休むが如く、橋上駅舎の真下にぽつんと。

 さて、ようやく僕の乗る列車が6番線にやってきました。高岡15:13着の金沢始発直江津行き普通列車551Mです。昼間の閑散時間帯は2両編成でしか運転されない新型車両521系がメインで走っているはずですが、やってきたのは旧国鉄急行型デカ目ちゃんでした。元気で現役活躍中で頼もしいです。金沢から直江津までの長距離を走る列車で夕方の混雑時にもかかるから長めの編成なのでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170335.jpg ▲デカ目ちゃんは直江津行き普通列車551M。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170330.jpg ▲隣の7番線にちらっと見えているのは氷見線ハットリくん車両ですね。

 551Mは、15:16発の7M特急「しらさぎ7号」に先に道を譲ったあと、15:20に高岡を発車します。古い車両のエアコンをフル稼働させながら、高岡を出たあとの直線高速区間をかっ飛ばします。475系の必死のモーター音、なんと耳に心地よいことか。

 しかしそれに乗っていられるのもわずか8分。高岡を出発した551Mは、次に越中大門に停まり、その次の小杉で僕は下車です。小杉駅のホームもあぢあぢあぢあづい~~(汗)。そんな猛暑の中を、551Mのデカ目ちゃんは次の呉羽へ向けて走り去っていきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818170339.jpg小杉駅1番線に到着した551M。日差しが厳しいぜ!