「はやぶさ4号」(ニッポンの秋を探して・その41)
2011年11月10日、晩秋の日の出は遅く。
11月も半ばとなれば日の出もだいぶ遅くなります。外がまだ暗いうちに起き出して実家をあとに新青森駅へ前進。まだ6時前ではないか。
▲新青森駅新幹線ホームから前方を見遣ればようやく夜明けの気配。
今でこそ「はやぶさ」型E5系車両は激増して、新青森発着の「はやて」の大半がE5系になりましたが、昨年11月のこの頃はE5系で運転されるのは「はやぶさ」のみでした(たぶん)。その数少ないE5系で運行される「はやぶさ4号」にこれから乗るのです。
▲まだ夜のように薄暗い新青森駅新幹線ホーム。
一方、11番線にはE2系「はやて」が既に入線しています。昨夜到着した列車がそのままホームでナイトステイしたのでしょうか。こちらは三番列車の07:32発の「はやて16号」です。ここにもう車両がいるんだからこちらを二番列車として走らせたらいいのにとシロウトは思うわけですが、列車の運行管理・編成運用というのは複雑なものなのでしょう。
▲朝焼けの空に向かって。
▲1号車にはロゴマークが入り、後ろに長く車両が連なります。
E5系「はやぶさ」に乗るのはこれが2回目。1回目は2011年6月に乗った「はやぶさ506号」。このときは初めての「はやぶさ」にして初めての「グランクラス」に乗ったのですが、まだ震災による臨時ダイヤで徐行運転が行われており、グランクラス料金のうち5,000円は被災地への義捐金になるという扱いの時期でした(その時の記事はコチラ)。今回はそのときに続いての2回目ですが、300km/h走行の「はやぶさ」に乗るのは今回が初めて。普通車に乗るのも今回が初めてです。
▲普通車2人掛けシート。
▲普通車3人掛けシート。
普通車のシートは濃淡のあるグレーで、明るくなりすぎず、落ち着いた感じ。最大の特徴は、新幹線車両では全国で初めて、普通車全席にピロー(マクラ)が付いたこと。ピローとシートカバーはホワイトで、ピローは上下可動式。普通席にしてはけっこうリクライニングするので、このピローはありがたく、乗り心地は上々です。
「はやぶさ」で初の300km/h走行を体験できるので、その俊足をこの目と体でしっかりと確認したいところですが、いかんせん06:10発では時間が早すぎる。あっという間に睡魔が襲ってきて、普通席の乗り心地の良さもあいまって、爆睡。ま、いつものパターンですね(^^ゞ。
▲普通車の車内全貌。まだ外は暗いし、乗客はほとんどいないし。