毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

富山駅にタラコ色(ニッポンの秋を探して・その36)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818153252.jpg ▲夜もだいぶ遅くなってきた富山駅で発車を待つ気動車列車。

 2011年11月7日、北陸本線にもタラコ色。

 大分空港内のレストランで九州の味覚を堪能したあとは18:00発のANA648便に乗り、19:30に羽田に到着し、そのまま第2ターミナル内をひたすら歩いて19:55発の富山行きANA891便のゲートへ移動し、ほとんど立ち止まることなく搭乗して一気に富山まで飛びました。富山空港到着は20:55。スムース過ぎます。

 富山空港からは富山駅へ移動して、駅ナカコンビニで夜食なんぞを調達したあと、ホームへ前進。5/6番ホームへと下り立ちます。すると向かいのホーム4番線には、高岡色の気動車が発車を待っているところ。富山で気動車と言えば高山本線へ入るキハ120系ぐらいのはずですが、この気動車はキハ120系ではない。ナゼだっ?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818153259.jpg ▲おまけにこの列車にはタラコ色の車両までつないでます。

 この気動車列車、4両編成なんですが、そのうち1両はなんとタラコ色。富山駅でタラコ色が見られるとはちょっとオドロキ。
 
 最後尾車両は「高岡」という行き先表示幕を出した高岡色のキハ40-2090。タラコ色はその次の車両で、車番はキハ47-42を付けています。この車両は富山地域鉄道部富山運転センター高岡運転派出の所属でもともとは高岡色でしたが、JR西日本が進める車両単色化の一環でタラコ色に塗り替えられ、2010年5月9日からタラコ色で運用されているそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818153306.jpg ▲キハ47-42の車番を付けたタラコ色の車両。

 実はこのキハ47-42に、僕は以前乗ったことがあったのです!

 それは4年前の2008年11月、初めて氷見線に乗ったときのことです(そのときの記事はコチラ。このときは高岡から雨晴まで541D、雨晴から氷見まで543D、氷見から高岡まで542Dに乗ったのですが、この3本の列車が全部同じ編成で、キハ47-1015+キハ47-42の2両編成だったんです。当時はもちろんまだ高岡色でした。かつて乗ったことのある車両に時を経て再会するというのは不思議なようでうれしいものですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818153311.jpg ▲キハ47の0番台はトイレ装備車だそうで、白塗りの窓のところはトイレかな。

 さてこの4番線で発車を待っている列車は、22:16発の高岡行き普通列車1470Dです。朝、1326Dで城端から直通して富山までやってくる列車が1日の仕業を終えて高岡へ戻っていくのがこの1470Dなのだと思うのですが、土休日は運休です。この車両が朝08:29に富山駅に到着したあと22:16に1470Dで富山駅を離れるまでどのような動きをするのか、時刻表の上からだけでは把握できません。北陸本線で高岡と富山の間を走る気動車列車はもう1往復あり、城端線から直通する高岡発07:14の1322Dで、これは富山到着後すぐに07:50発の428Dとなって高岡へ引き返します。1日たった2往復だけ富山駅へやってくる北陸本線気動車列車、毎日どんな活躍をしているのでしょうね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818153317.jpg富山駅駅名標とともにフレームに収められるキハ40・キハ47は1日4列車だけ。