早暁の都城駅(酷暑の夏休み帰省レポ・その31)
▲都城駅にも「がんばろう日本」の横断幕。うん、がんばろう。
2012年8月17日、一日が始まる。
早々にホテルをチェックアウトして都城駅へ。まだ朝早いというのにもうかなりの暑さです。周囲は既に明るくなってはいますが、南九州だけあって、青森あたりと比べると日の出はかなり遅く、空はまだ明け切っていないような薄暗さがあります。
▲空はまだ明け切らず、ひっそりとした駅前広場。
駅前ロータリーにも駅舎の中にもまだ人影はほとんどなく、ひっそりとしています。でも都城駅の朝はもう始まっています。改札を抜けて1番ホームに出ると、天井から列車案内が吊してありますが、日豊本線下り、上り、そして吉都線と、いずれも早朝5時台から6時過ぎにかけて最初の列車があり、5番線まであるホームはなかなかにぎやかです。
▲まだ開いたばかりといった趣の改札口。
▲早朝から列車は各方面へと。
駅舎続きになっている1番線に停まっているのはブラックのシブいヤツ、817系の05:50発宮崎行き普通列車6870M。僕も当初は宮崎空港から飛行機で九州から離脱しようと考えていて、その場合はこの6870Mで南宮崎まで行くことにしていました。国鉄急行型電車が最後まで活躍していた南九州の日豊線ですが、今ではすっかり新型車両が席捲してしまったようです。昨年11月に大分臼杵を訪ねたときはまだ415系が活躍していましたが、今は更にその活躍の場は狭まったのでしょうね。
▲05:50発の宮崎行き6870Mは817系。
そして2番線には787系特急電車。九州新幹線の全線開業で活躍の場を失った「リレーつばめ」や「有明」がロゴを「AROUND THE KYUSHU」に改めて日豊本線で第二の人生を送っています。2番線にいるのは前夜6091M特急「きりしま101号」で22:38に到着したのが翌朝6092M特急「きりしま102号」として宮崎へ折り返すのでしょう。ただ「きりしま102号」の始発は西都城なので、もう少ししたら西都城まで回送されるのでしょう。
4/5番線ホームは前日僕が吉松から到着したホームですが、吉都線専用ホームです。5番線には都城を一番手で発車して行く05:44発の吉松経由隼人行き2921D、4番線には隼人方に単行気動車、宮崎方に2両編成の気動車が切り離されて停まっています。単行気動車のほうは06:40発の吉松行き2923Dでしょうか。そうこうしているうちに、都城の一番バッター2921Dが何の前触れもなくエンジン音を上げて出発していきました。都城駅の一日が始まったというわけです。
▲吉都線の2番手2923Dは06:40まで4番線で待機。
▲2923Dから切り離されて同じ4番線に停車中の2両編成。どこ行きかな?