A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日（その16；マカオタワー）
▲ペンニャの丘の頂上に建つペンニャ教会の創建は 2012年3月19日、丘の上の教会。
「媽閣廟」を参拝したあとは、ペンニャ教会を目指して歩きます。詳しい地図を持ち合わせていなかったので、なんとなく勘が頼り。なんとなくあっちかなという感じで媽閣上街を南下し、何にもなさそうだなあと思ったところで山の方へ上がっていく鮑公馬路という道に入り、ひたすら坂道を上っていくこと20分ほど。突き当たりが見えたところで、その後方に教会らしき建物が見えました。あれがペンニャ教会。
ペンニャ教会は1622年に、オランダ艦隊の攻撃から逃げ延びた船員と乗客によって創建されたと言われ、海の聖人ノートルダム・ド・フランスを祀り、ポルトガル人にとっては航海安全を祈る聖地。行ってみたいけど、ここから上り坂を更にかなり歩きそうなので断念。また今度にしよう。
ヨーロッパちっくだな。 突き当たりで西望洋馬路に入り、このまま下れば山越えで東海岸側へ出そうだと思ったところで、また右へと上っていく道に遭遇。展望台があるという標識があったので、そちらに寄り道することに。
海を見下ろせる豪邸が建つ道をしばらく上ると、小さな公園があり、どうもここが展望台らしい。展望台というわりにはすぐ目の前に民家があって、屋上の物干し竿にはためく洗濯物なんかが目に入るけど、そんな民家越しに目に飛び込んで北のは「マカオタワー」。
初めて見た マカオタワーができたのは2001年なので、僕がこのタワーを見るのはもちろん初めて。うひゃー、すごいもんを建てたものだ。形は東京スカイツリーに似てるけど、高さは338mで東京タワーとほぼ同じ。でも周りが海なのでひときわ高く感じます。58階部分に展望台があり、59階にはカフェバー、60階は回転レストラン、61階は屋外展望台……えっ、屋外展望台？あの高さで外に出られるの？えっ、ちょっと行ってみたいかも。
坂道を下ると海。 展望台公園から引き返し、西望洋馬路を下ると、「衣灣斜巷(CALCADA DA PRAIA)」という下り坂にぶつかり、その道の先には海が広がっています。よかった、狙いどおり東海岸に出ることができたみたい。
「衣灣斜巷(CALCADA DA PRAIA)」という標識が取り付けられた塀もまたヨーロッパ風で、ここだけ切り取って見るとアジア（しかも中国）にいるということを忘れてしまいそうです。
この下り坂の突き当たりは民國大馬路。比較的大きな通りで、海沿いが散歩するのにちょうどよい広めの歩道になっています。ここから、先ほどのマカオタワーが真正面に見えます。
坂を下ると正面にタワー。 マカオタワー周辺はすべて埋立でできた新しい土地で、マカオ半島先端の南西端部とマカオタワー、南端部と結ぶ道路や橋がすっかり整備されていて、その変貌ぶりには驚くばかりです。マカオタワーの右側に見える橋の向こうはタイパ島ですが、そちらもずいぶん開発が進み、もはや僕の記憶にあるタイパ島とはまったく異なってしまっていることでしょう。
タイパ島の南にはさらにコロアネ島という島があるのですが、今回マカオの地図を見てびっくり！タイパ島とコロアネ島との間にあった海の部分のほとんどが埋め立てられてしまい、今や2つの島ではなくほとんど1つの島のようになってしまっています。今回はそちらのほうへは足を伸ばせないけど、次回はゆっくり訪ねてみたいものです。
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