毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

伊良部大橋渡って伊良部島(2017年月イチ日本・3月編;その11)

イメージ 4 ▲伊良部島の「牧山展望台」から眺める海もこれまた美しいこと!

 2017年3月18日、「ゆくる」なチーズバーガー。

 砂山ビーチの美しい風景に感動したあとは、市街地を抜けて南西へ下っていき、伊良部大橋を渡って、伊良部島へ渡ります。

 伊良部大橋は、全長3,540mで、通行料がかからない橋としては日本で最長なのだそうです。2015年1月31日に開通したばかりで、これによって宮古島、来間島、池間島、伊良部島、下地島の5島が3つの大きな橋で結ばれたわけですが、特にこの伊良部大橋は、青い海を眺めながら渡る絶景ブリッジとして、橋そのものが観光スポット。もちろん橋の途中で車を停めることはできませんが、途中が船がくぐれるように高さ27mまで高くなるなど起伏もあり、実に爽快なドライブが楽しめます。

イメージ 1 ▲船舶用クリアランス部分を越えての下り。まっすぐ先が伊良部島。爽快この上なし。

 大橋を渡りきって伊良部島に上陸。橋の下り口の北側にある牧山という小山に展望台があるというので、そこへ行ってみます。駐車場で車を停めて、歩くことしばし、「牧山展望台」が見えてきました。この展望台、施設としては実に素っ気なく、コンクリートの階段を上ると、コンクリート打ちっ放しのような造りの展望フロアがあり、それだけ。売店だとか記念スタンプだとか案内板だとかそういうのは一切なしのいかつい無人施設。

 でも、そこからの眺めは、すばらすぃ~~~♪さっきの砂山ビーチもステキだったけれど、ここからの海もまた美しい。どこまでも海は青く、隆起サンゴの島だけに周囲にはサンゴ礁の浅瀬があり、その部分は紺色からエメラルドグリーンへと様々に色を変えます。そして、さっき渡ってきた伊良部大橋が、これまた美しい曲線と直線を描いて美しく見えているではありませんか。

イメージ 3 ▲標高89mの牧山にある「牧山展望台」から見える伊良部大橋、ステキ。

イメージ 2 ▲展望台から見える海とその向こうの宮古島。実は「砂山ビーチ」も見えているはず。

 展望台を吹き抜ける風はあくまでも気持ちよく、ずっとここでまったりしていたい気分。

 しかし、ここまでやってきたのには別の理由がありまして、関空から乗ったJTA機の中で配られたクーポンブックで、宮古島へ行ったらこれを食べたいなあと目を付けたものがありまして、それが伊良部島の中央部にある「Hamburger&Bar insula」さんのハンバーガー。ところが、クーポンブックには、この時期は牧山展望台で営業していると書いてある。それならと思ってやってきたわけですが、上述のとおり、牧山展望台は味も素っ気もない無人施設で、ハンバーガーの「ハ」の字もない。おかしいな。

イメージ 5 ▲「Hamburger&Bar insula」さん、宮古島市のテントを建てて元気に営業中!

 でも、見つけました。展望台を下りて、駐車場からまっすぐ来る道ではなく、展望台に向かって右脇の方へ入って行く道をちょっと行くと、空き地のような開けた場所に出て、そこに「宮古島市」とでっかく書かれたテントを建てて、「Hamburger&Bar insula」さんは元気に営業していました。

 このスペースには、工事用ケーブルの巻き取り芯みたいなのを倒してテーブルにしてレジャーチェアを置き、大きな木の枝などにはいくつもハンモックが吊してあります。実はここ、「サトウキビ畑迷路」と同じ「ゆくるプロジェクト」の一つで、眼下に伊良部大橋と宮古ブルーの美しい海が広がる「牧山ハンモックガーデン」になっているんです。

 「Hamburger&Bar insula」さんが手がける期間限定のカフェでは、軽食やスイーツ、ソフトドリンク、オリオンビアなどを用意していて、僕たちもここでようやくランチタイム。この絶景を眺めながらの作りたてのホットドックとチーズバーガーは、とーっってもおいしかったです!

イメージ 6 ▲「牧山ハンモックガーデン」で作りたてのチーズバーガーを。

イメージ 7 ▲濃厚な色のチーズがとろりととけて、うまし!