毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

マカオの思い出(前編)

イメージ 2 ▲マカオ名物と言えば「豬扒包(Pork chop burger)」。

 2015年10月18日、週末マカオ。

 仕事で年1回ぐらいしか行くことのないマカオ、転勤が決まってしまった今となっては、ぜひプライベートでもう1回行っておきたいと思い、たまたま日本から友人が遊びに来た機会に、10月半ばの週末にちょっとマカオへ行ってきました。

 香港島上環にある香港マカオフェリーターミナルからターボジェットに乗って1時間、まずはマカオの外港埠頭に到着し、ここからバスで、定番中の定番観光スポット・セナド広場(Largo do Senado)へ行きます。マカオ観光はここから始まると言ってもよろしい。大陸客などものすごい人ですが、これをかきわけながら、教会や古い建物を眺めつつ進み、聖ポール天主堂跡(Ruínas de S. Paulo)まで上り詰めます。その東側の小高い丘はモンテの砦(Fortaleza do Monte)。1617年から1626年にかけてイエズス会の修道士によって築かれた要塞で、海抜はわずか52mですが、上り坂と階段を上っていくとなかなか疲れます。

 このモンテの砦、実はマカオ博物館のエスカレーターとつながっていて、このエスカレーターで来ればらくちんだったということを帰りに発見してショック(笑)。けっこう暑くて、喉も渇いたので、そろそろランチにしようと思い、マカオ博物館の中を通り抜けてきたら、カフェを発見。マカオ博物館併設のカフェ「Angela's Cafe」。よし、ここにしよう。

イメージ 1 ▲マカオ博物館内「Angela's Cafe」のポークチョップ・バーガーはお上品な仕上がり。

 店内は広くはないですが、小綺麗でおしゃれな感じ。窓の外の軒先にもいくつかテーブルが並び、オープンエアでもお茶が楽しめるみたい。ここなら静かにゆっくりできそうです。

 そして、メニューの中に、マカオ名物を発見。僕は迷わずこれを注文しました。それは「豬扒包」、英語では「Pork chop burger」。短いバゲットに豚肉(ポークチョップ)をソテーしたり揚げたものをはさんだもので、タイパ島にある「大利來記」というパン屋が、19700年代のマカオ半島とタイパ島に橋がかけられた頃に作り始めて大人気になったものらしい。今や、マカオだけでなく香港の茶餐庁でも食べることができるスナックになってます。マカオの「大利來記」が香港の中環にも店を出したので一度食べに行ったことがありますが、その後すぐにつぶれてしまったようです。

 この「豬扒包」の難点は、肉に骨がついていることが多くて食べにくく、時には骨のとんがったところが唇に刺さって痛いということと、店にもよるけど脂っこいことが多いということ。しかし、そこはさすがにウエスタンカフェの「Angela's Cafe」、骨なしの柔らかい豚肉をあっさりとソテーしたものを使い、ポテトチップスと野菜を添えて、上品な仕上がり「豬扒包」を食べることができました。ボリュームはたっぷりで、満腹です(^^)。

イメージ 3 ▲十分な厚さのポークチョップに野菜もたっぷり。