厳冬の青森へ雪かき帰省(その19;雪の青森空港)
▲記録的な猛吹雪が吹き荒れた翌朝は青空。でもどの家も雪まみれ。
2012年2月2、3日、吹雪が去った朝。
前の晩、とんでもない猛吹雪に襲われた青森県内。這々の体でとにかく雪を漕いで家の中に入りましたが、翌日明けてみると外は青空が広がるいい天気!下北半島国道279号線で車数百台が動けなくなってそのまま一夜を明かしてしまった前夜の暴風暴雪がウソのよう。
朝、ゴミ出しのために玄関から外へ出てみると、玄関前は膝上の積雪。吹きだまりができているところは腰ぐらいまでありそうだ。ゴミを出すためにはまずこの雪を片付けなければならないので、朝からせっせと雪かきに励む。
我が家は道がこちゃこちゃした住宅街にあり、我が家の前の道路まではなかなか除排雪が入らないので、道の両側に雪がうずたかく積まれて車が一台通れるかどうかの狭さになってしまってます。我が家の庭にも屋根にも雪がてんこ盛り。これぞ雪国靑森って感じなのはいいんだけど、雪かき作業はたいへん。我が家も、隣家も、前夜の吹雪がそうとうすごかったせいで家の壁にも雪が貼り付いていました。
我が家は道がこちゃこちゃした住宅街にあり、我が家の前の道路まではなかなか除排雪が入らないので、道の両側に雪がうずたかく積まれて車が一台通れるかどうかの狭さになってしまってます。我が家の庭にも屋根にも雪がてんこ盛り。これぞ雪国靑森って感じなのはいいんだけど、雪かき作業はたいへん。我が家も、隣家も、前夜の吹雪がそうとうすごかったせいで家の壁にも雪が貼り付いていました。
雪に埋まった我が家。
この日の晩は夜10時までかけて一人で屋根の雪下ろしをし(それでも半分ぐらいしかできなかった)、翌3日はもう靑森を離れなければなりません。
午後1時半過ぎに靑森空港に到着。高台にある靑森空港も深い雪の中に埋もれています。靑森空港は国内でも数少ないCATⅢを備える空港なので、霧などの視界の悪い条件下でも離発着が可能ですが、降雪となると視界だけでなく機体に降り積もる雪や地上の雪かき状況にも運航が左右されるので、冬に靑森空港を使うのにはいつも不安を伴います。
この日も天候は決して良いとは言えませんでしたが、運航はダイヤどおりの見通し。チェックインを済ませて展望デッキへ上がってみると、雪がたっぷりと積もっていて、立ち入れるスペースはほんのちょっとしかありませんでした。
展望デッキも雪の中。
展望デッキからいちばん奥のスポットには大韓航空(KE)の飛行機が停まっています。そう言えば靑森空港でKEを見かけるのは初めてかも。
これは12:45に到着したソウル・インチョンからのKE767便。13:55発のKE768便となってソウル・インチョンへ折り返します。昨年の大震災後から運休がしばらく続いていたKEの靑森~ソウル線も徐々に回復し、現在週3便の運航です。機材はB737-800。昨年11月に中国吉林省の延辺朝鮮族自治州に行ったとき、延吉空港で見かけたKEはB737-900でしたが、B737-900が靑森に乗り入れることはあるのでしょうか。
ICN行きKE768便がいた。
鉄道と同様に、空港も冬の運航を維持する努力は並大抵ではないと思います。今年の冬は特にたいへんだったでしょう。靑森空港にもかなりの除雪部隊を備えているはずで、滑走路と誘導路、エプロン、スポットの一部など最低限のところだけが除雪されていますが、気温が低いので雪が溶けず、アスファルトが顔を出しているところはほとんどありません。出発前のデアイシングで吹き付けた不凍液が地面に落ちたところだけが黒いアスファルトをのぞかせています。
スポットだけ雪が溶けてる。
やがて、飛行機が薄い霧のような雲のような中から機影を現して、RWY24に着陸しました。13:35到着予定の羽田からのJAL1205便です。機材はJEX持ちのB737-800。ボディが白いJALグループの飛行機は背景や周囲が雪だと全然目立ちませんが(^^ゞ、ゆっくりとタキシングして、静かにスポットインしました。この飛行機が機内整備のあと、14:15発のJAL1206便として羽田へ引き返します。僕もこれに、乗ります。
HNDからのJAL1205便到着。
▲JAL1205便が無事にスポットイン。このあとJAL1206便としてHNDへ折り返す。