毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

厳冬の青森へ雪かき帰省(その20;デアイシング)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013000.jpg青森空港に到着したJAL1205便。JAL1206便として折り返します。

 2012年2月3日、海ほたる。

 羽田からのJAL1205便がほぼ定刻どおりに青森空港に到着し、スポットインしました。機内整備を行って、14:15発の羽田行きJAL1206便として折り返します。機材はJEXのB737-800で、13:55の出発を待っているソウル行きKE768便のB737-800と並びました。僕もそろそろセキュリティを通って搭乗の準備をしなければなりません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012956.jpg B737-800が2機並んだ。

 JAL1206便は14時になっていよいよ搭乗開始。僕の席は30K席。窓から見ると、外では出発前の準備の仕上げに、デアイシングが始まっています。消防のはしご車のような車両のいちばん高いところから不凍液を吹き付けます。冬の安全運航にとって欠かせない作業です。こうして間近で見ると、不凍液の吹きつけはすごい勢いで、機内にいても思わず目をつぶってしまいそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013007.jpg デアイシング中。

 JAL1206便はほぼ定刻どおりに青森空港のRYW24から離陸し、一路羽田を目指します。雪雲を抜けて雲海の上に出ると、気持ちのよい青空が広がります。この日の機材はレジJA-307Jを付けたB737-800です。

 水平飛行に移ると、飲み物のサービスが始まります。いつもどおりホットコーヒーをお願いすると、見慣れぬデザインの紙コップでした。「JAL CAFÉ LINES 機内で本当においしいコーヒーを」と書かれています。

 JALのHPによると「機内で飲める本当においしいコーヒーを楽しんでいただきたい。私たちのそんな想いを込めたコーヒー、それが「JAL CAFÉ LINES」です。日本が誇るコーヒーの匠、川島良彰氏の全面協力のもと、すべてのお客さまに世界最高峰のコーヒーを体感していただけるサービスを目指しました。これまでにはないこだわりが贅沢につまった上質なコーヒー、「JAL CAFÉ LINES」。ぜひお楽しみください。」だそうです。国際線、国内線それぞれのシートクラス別に厳選されたコーヒーが供されるようです。そうは言っても、国内線クラスJと普通席ではたぶんたいしたことはなくて(笑)、「レインフォレストアライアンスの認証コーヒー40%を採用しました。熱帯雨林とそこに住む人々の暮らしを守る農園に与えられる認証です。」というアラビカ豆100%使用の「おいしいインスタントコーヒー」らしいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013017.jpg ドリンクサービス開始。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013012.jpg JAL CAFÉ LINESの紙コップ。

 南下するにつれ、雲が少しずつとぎれて、地上の様子が見えるようになってきました。東北地方の雪に覆われた大地が見えます。山形上空のあたりでしょうか。

 しかしこの雪景色も雲海も、関東地方上空に出ると嘘のように消え去り、東京は雲一つない、そして雪もまったくない素晴らしい天気になりました。JAL1206便は徐々に高度を下げ、東京湾にさしかかります。RWY34Rへ着陸しそうです。眼下には海ほたるがくっきりと見えました。海ほたる、久しく行ってないなあ……と思う間もなく、高度はぐんぐん下がって、羽田空港到着です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013022.jpg 雲の切れ目から雪景色。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013026.jpg ▲快晴の東京地方。右下に海ほたるを見ながらファイナルアプローチ。