田植え直前!新緑の青森へ(その9;銘菓「いのち」)
▲夜行フライトでの帰省ルートの最後を務める青森行きJAL2151便、伊丹を離陸!
2012年5月24日、大河ドラマ。
08:40発の青森行きJAL2151便への搭乗はさくさくと済んで、08:43にはタクシング開始(プッシュバックなしでいきなり前進します。)。機材はエンブラエルERJ-170なので離陸はRWY32Rからかなと思ったのですが、RWY32Rには着陸機が近づいていたこともあってか離陸はRWY32Lから。離陸直後はお約束の左急旋回でその後伊丹空港全体を左下に眺めながらスルーし、やがて北上を始めます。大阪上空、晴れてますね(^^)。
▲大阪上空は晴れ。伊丹空港全景を眺めながら琵琶湖方面へ向かいます。
フライトは順調に高度を上げ、左側の眼下には琵琶湖が広がります。離陸して約20分後、薄雲がかかり始めて地上が見えにくくなってきましたが、雪山が見えています。白山連峰を縦断しているのでしょうか。予想されるルートでは、このまま飛んで富山市上空で日本海へ抜け、そのあとはしばらく日本海の海岸線を右に見ながら海上飛行になるはずです。
▲うっすら薄雲の下に見えるのはまだまだ雪の残る白山連峰か。
機内は予想に反して満席。76人乗りですからB737-800やMD-90での運航時代に比べれば混みやすいのは当然ですが、それにしても満席とは。お年を召した方々の20人か30人ぐらいの団体さんがこの日の満席に貢献したようです。靑森到着後どこを観光するんかなあ。
と、ここでドリンクサービスがスタート。僕はいつもどおりホットコーヒーをチョイス。そして驚いたことに、クラスJでもないのに、お菓子も配られました。事前に機内放送で案内があったのですが、配られたお菓子は靑森の銘菓「いのち」。なつかしい~。久しく食べたことなかったわ~~。
▲乗客全員に有無を言わせず配られた靑森銘菓「いのち」(^^)。
案内によれば、ジェイ・エアが「いのち」を製造販売する弘前のお菓子屋さん「ラグノオささき」とタイアップし、伊丹~青森便増便を記念して、3月25日から6月30日まで、伊丹発青森行きの便の搭乗客全員に「いのち」を提供するキャンペーンをやっているのだそうです。なかなか粋なキャンペーンじゃないの(^^)。僕みたいな靑森県人が久しぶりに食べられるのもうれしいけど、県外の方々がビジネス客であれ観光客であれ、「いのち」を食べて「あっ、おいしい。いいね靑森」と思ってもらえたらいちばんうれしいですね(靑森発伊丹行きではやっていないので注意!)。
▲これが銘菓「いのち」。見るからにやわらかそうな蒸しケーキ。
「いのち」は、1986年にNHKで放送された大河ドラマ。歴史上の人物が登場しない唯一の大河ドラマなんですが、舞台が弘前だったので、このドラマの放映を記念して作られたお菓子なんですね。登場したばかりの頃は、「とろりとしたカスタードクリームを柔らかな蒸ケーキで包み」というのは仙台銘菓「萩の月」の二番煎じじゃないか!と感じられたものですが、どうしてどうして。機内で配られるのは「いのちアップル」なのですが、カスタードクリームの中にアップルソースが入っていてリンゴの風味が靑森らしさを十分に出しているのです。僕も今回のキャンペーンで改めて「いのち」のおいしさを知り、おみやげに買って帰ろうと決心したのでした……(^^)。
▲カスタードクリームの中に入れられたアップルソースが決め手です!