毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

田植え直前!新緑の青森へ(その11;夕闇迫る青森空港)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015152.jpg ▲青森19:30発札幌新千歳行きJAL2810便。機材はジェイ・エアボンバルディアCRJ200。

 2012年5月24日、暮れゆく青森空港

 北京→香港→関西/伊丹→靑森と夜行フライトを乗り継いでようやくたどり着いた靑森。疲れるけれど、北京を朝いちばんの便で出発するよりも7時間近く早く靑森へ到着できるのはやはりありがたいです。

 しかし、さあ靑森の自宅でのんびり……と思ったらそうは問屋が卸さない。夕方7時前、僕は再び靑森空港の展望デッキに立っていました。わははは。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015125.jpg ▲暮れ始めた靑森空港の滑走路の向こうにはまだ八甲田連峰のシルエットが。

 この時間帯、エプロンに停まっている飛行機は一機だけ。定刻だと19:00に到着する札幌新千歳からのJAL2809便で、このあと折り返し19:30発の札幌新千歳行きJAL2810便になるジェイ・エアボンバルディアCRJ200です。午前中に靑森に着いたばかりだというのに、僕はまたこれに乗って札幌へ飛ぼうというのです。その魂胆や如何に?(笑)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015130.jpg ▲折り返し準備中のボンバルディアCRJ200。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015133.jpg ▲ターミナルビル屋上のAOMORIの文字にも緑の灯りが点灯。

 荷物は全然ないし、おみやげとかを買う必要もないので、身軽にタッチアンドゴーで直接安全検査ブースへ進み、さくさくと搭乗待合室へと前進。札幌行きの搭乗を待っている人は多くはなさそう。ただ機材は50人乗りなので、乗り込んでみたら実はけっこう混んでいるということもありえましょう。この19:30発の札幌行きが出発してしまえば、靑森空港からの出発便は20:40発の羽田行き最終便JAL1210便を残すのみとなります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015138.jpg ▲靑森空港からの出発便はあとこの二便だけ。

 19:10頃、搭乗開始。機材が小さすぎるせいか、ブリッジが付きません。ブリッジの途中から階段で地上へおりて、徒歩で飛行機へ向かいます。飛行機まで歩いていくのは、中国での空港ではなんかやだけど(笑)、日本の空港では好きですね。間近で飛行機が見られるし、ターミナルビルから飛行機まで制限エリアを歩いていると旅行気分が高まってきます。特に日が暮れかかっているこの時間帯、歩きながら振り返ると、ターミナルビルが闇に溶け込もうとする一方でAOMORIの文字が浮き上がって見えるのも旅情をかきたてます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015142.jpg ▲沖止めのように駐機中のボンバルディアCRJ200。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015156.jpg ▲振り向けば暮れゆく中にターミナルビル。

 札幌行きの最終便ということもあってか、搭乗客はスーツ姿のビジネスマンがやはり多いように見受けられます。飛行機に向かう乗客の影がスポットを照らすオレンジ色の照明を受けて長くのびていますが、空はまだ完全には暮れきっておらず、空は一面群青色という感じ。靑森の晩春の夕暮れといった感じでしょうか。

 乗客たちは、機体と一体になったタイプのタラップから足早に機内へと吸い込まれていきます。僕もグラウンドスタッフさんに導かれて搭乗します。札幌新千歳行きJAL2151便は間もなく出発です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819015146.jpg ▲まだ暮れきらぬ空の下、乗客たちの影がオレンジ色の照明に照らされて長くのびる。