毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

厳冬の青森へ雪かき帰省(その4;青森は本当に大雪だった)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011939.jpg ▲終点新青森に到着した「はやぶさ3号」。

 2012年1月27日、青森帰省。

 前夜CA183便で北京から羽田に到着した僕は、大塚駅前の安ホテルに投宿し、翌27日はいつもどおり朝8時に北区西ヶ原4丁目の行きつけの床屋へ行って散髪し、都電で王子駅に出て大宮へと移動し、大宮で10:01発の「はやぶさ3号」をつかまえました。

 「はやぶさ」に乗るのはこれが3回めですが、もちろん普通席!(^^) 金曜日の午前ですが車内はそれほど混んでおらず、爆睡モードで北上します。

 途中宮城県内、岩手県内はちょっと雪があるなあという程度で、八戸周辺は積雪ゼロ。さすが南部地方だと思っていたのもつかの間。いくつかトンネルを抜けて七戸十和田駅周辺を通過する頃には、車窓の景色はいつの間にか分厚く深く積もった雪景色となり、そのまま大雪の青森市内へと突入。確かに青森は大雪になっていたのでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011945.jpg 向こうにもE5系が。

 「はやぶさ3号」は終点新青森に定刻12:46に到着。大宮からだと2時間45分で来ちゃうんですね。スゴイ。11番線にもE5系が停まっているけど、これはなんだろう。最近E5系で走る「はやて」も増えてきたし、E5系は確実に増えてきているという印象です。

 「はやぶさ3号」を降りた人の多くは新在連絡改札口を通って在来線ホームへ向かいます。けっこう旅行ツアーの団体も乗っていたみたいです。週末を利用してどちらへ旅行でしょう。函館方面か、弘前五所川原など津軽方面でしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011953.jpgスーパー白鳥19号」入線。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011959.jpg ホームも真っ白だ。

 12:52、津軽新城駅で待機していた4019M特急「スーパー白鳥19号」がゆっくり入線してきました。このときの新青森駅の様子はコチラの記事で速報済みですが、とにかく新青森駅は雪まみれ。大勢の人が乗換えのためにホームへ下りて来ているのですが、ホームが寒すぎて居場所がなく、エスカレーターの下り口に滞留するしかなくて大混雑になっています。在来線のほうは普通列車しか停まらない1面2線のローカル無人駅だったのがいきなり飛び級で新幹線の接続駅になっちゃったわけですが、駅員を配置して列車の入線の案内をするとか、橋上コンコースのほうにストーブとベンチを設置してそこで待ってもらうとか、もうちょっと気配りがほしいところです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012009.jpg 弘前行き普通列車656M。

 2番線のほうには12:50に青森方面から弘前行き普通列車656Mがこれもまた雪をまとって到着。弘前五所川原、黒石など津軽地方の旅へ行かれるみなさんが大きな荷物を持ってぞろぞろと通勤通学電車の701系に乗り込むのはやはり気の毒。八戸で「はやて」を降りればだいたい必ず「(スーパー)白鳥」か「つがる」という優等列車が待ってくれていたのとは違って、新青森で「はやて」「はやぶさ」を降りても優等列車はあまり待っていてくれなくなりました。観光客にたくさん来てほしいならサービスの低下がないように配慮してほしいものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012004.jpg もうすぐ一枚はずれます。

 普通列車しか停まらず、快速列車さえ停まらなかったローカル無人駅が飛び級で新幹線接続駅になった結果、新青森駅にはすべての優等列車が停車するようになりました(もちろん「トワイライトエクスプレス」は停まりませんが)。そのため、ホームには乗車口案内が吊してあります。そしてもちろん、寝台特急「あけぼの」と「日本海」の乗車口案内もあります。接続はよくないので「あけぼの」「日本海」と新幹線を乗り継ぐ人はあまりいないと思いますが、なにしろ新青森駅飛び級で昇格しましたから……(^^ゞ。

 でも、この2枚の乗車口案内のうち、「日本海」のほうは3月16日を最後にはずされてしまいます。いや、「はずされる」というのは正確ではないかもしれませんね。臨時列車として走り続けはするのですから。でも、今年のGWでさえ4日しか走らないみたいだし、6両編成に短くなってしまうし、まあこの写真の1号車の位置は変わらないかもしれないけど、気持ちとしては、この「日本海」の案内板がはずされてしまうような寂しさがあります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012013.jpg 青森駅は終点じゃない。

 津軽新城方から入線した「スーパー白鳥19号」のドアが開き、エスカレーターの下り口で待っていた人々がどっと乗り込みます。青森まで特急券なしでひと駅だけ乗る人は2号車、3号車の自由席に、函館方面へ足を伸ばすみなさんはその他の指定席車へという感じですね。僕も2号車自由席車に空席を見つけて座ります。

 13:03に発車した「スーパー白鳥19号」は、我が母校千刈小学校の脇を大きくカーブを描きながら走り抜け、13:10に青森駅に到着。かつて終着駅だった青森駅は今や単なる途中駅。7分の停車時間のうちに進行方向を変え、13:17に函館に向けて発車していきます。青森駅も真っ白な雪の中に埋もれています。そしてなんと言っても気温が低い。寒い、寒すぎる。とにもかくにも、帰省しました!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012020.jpg ▲青森ベイブリッジと「スーパー白鳥19号」。青森駅も雪の中。