785系「スーパー白鳥」(石北本線各駅停車;その3)
▲近くで見るのは初めての785系「スーパー白鳥」。
2013年7月30日、新青森駅。
青森の実家で数日過ごしたあとは、自分のためにちょっと汽車旅に出ようと、新青森駅へ向かいます。
新青森駅の南口から入ると、エスカレーターを上って、跨線橋で在来線ホームを跨ぐ形になりますが、窓から見下ろすと、2番線に既に列車が入っています。これから乗る、12:45発の4019M特急「スーパー白鳥19号」函館行きです。
跨線橋の上から見下ろしたときも「おや、ちょっと形状が違うな」という気はしましたが、ホームに下りて近づいてみると、やっぱり!この日の「スーパー白鳥19号」は通常編成に2両増結した8両編成になっていましたが、その増結車両、つまり青森方の2両は、「スーパーカムイ」や「すずらん」として走っている785系車両を「スーパー白鳥」増結用に改造した785系300番台と呼ばれる車両。見たことはありましたが、ここまで近づいて見るのも乗るのも今回が初めて。なにしろ世界に2両しかない車両ですから、ウレシイです(^^)。
▲12:19に到着した「スーパー白鳥26号」から折り返しのための車内整備中。
▲初めて間近に見た785系の「スーパー白鳥」トレインマーク。
この改造された785系300番台の特徴は、基本編成の789系車両との連結面がある7号車。この車両ももともとクモハ785-105という運転台付きの車両だったのですが、300番台への改造にあたって運転台が撤去され、その部分の窓や扉がふさがれてしまったため、なんだかのっぺらぼうのようなつるりとした外観になっていて、なんだか奇妙です(^^)。一方、最後尾、弘前方の1号車はいつもどおりの789系。この日はHE-106編成が充当されているようです。
▲789系車両との連結面の785系300番台の顔はのっぺらぼうみたい。
▲最後尾1号車はいつもの789系の顔。
「スーパー白鳥19号」は、12:35着の「はやぶさ9号」を受けることになっているので、「はやぶさ9号」が到着するまでは、ホームは閑散としているし、「スーパー白鳥19号」の車内にも乗客はまばらです。「はやぶさ9号」が到着すれば、乗り継ぎ客がどっと流れてくることでしょう。
1番線を列車が通過するというアナウンスがホームに流れ、津軽線と分かれたあとから続く直線区間を超低速でゆーーっくりと列車が近づいてきました。EF510-6が牽くコンテナ列車です。どうしてこんなにゆっくりなんだろう?
▲新青森駅1番線を超ゆっくりと通過していくコンテナ貨物列車。