6年ぶりのねぶた帰省(その7;「AL CENTRO(アル・チェントロ)」)
▲青森市のイタリアンレストラン「AL CENTRO」のランチプレート。
2011年8月4日、青森にもこんなお店が。
さて、青森でランチタイム。
某氏のブログで初めて知ったお店に行ってみることに。青森にもこんな素敵なお店があったんだ!という意外さもあり、足を運んでみることにしました。
お店の名前は「AL CENTRO(アル・チェントロ)」、青森県庁の向かい、廣田神社の近くにあるイタリアンのお店だそうです。店内はさほど広くはなく、手前に厨房があり、少し入ってテーブル、ガラス張りのワインセラーをはさんでさらに奥にまたテーブルというなかなか奥深い構造。ワインセラーには種類の豊富なワインのほかに生ハムのかたまりなども保管されています。いちばん奥のテーブルには壁にはめ込まれた色ガラスから自然光が入り込み、なかなかいい雰囲気。ランチでなければワインもいただきたいところですが、ここはスパークリングワインのグラスでがまんがまん。
ワインセラー越しに見える厨房。
スパークリングワイン。
色ガラス越しに自然光。
さて、平日のランチには、おとくなランチプレートと、Pranzo-AとPranzo-Bというコースメニューがあります。
僕はメインとドルチェなしのPranzo-Aでいきましょう。
僕はメインとドルチェなしのPranzo-Aでいきましょう。
突き出しはタコの、なんでしょう、テッリーナでしょうか。白アスパラのソースというのがまた珍しく、美味です。六戸町の大西ハーブ農園で丁寧に育てられた各種のハーブがさりげなく添えられているのがまたよい。
タコのテッリーナ?
ハーブがさりげなく。
前菜は海峡産マグロのタルターラ。真っ白な真四角な皿の隅っこに真四角なタルターラ、こういう盛りつけっておしゃれだなあ。
タルターラには同じく大西ハーブ農園のハーブがたっぷり添えられ、おまけにからすみのスライスも添えてあります。調味料はオリーブオイルぐらいなので素材の味を存分に楽しめます。
温めてサーブされるパンは自家製全粒粉パン。ほのかに甘みのあるモチモチした食感のとてもおいしいパンです。
この盛りつけ、センスいい。
海峡産マグロがふんだんに。
自家製全粒粉パン。
メインのパスタは、このときが出始めたばかりの、このお店の十八番とも言える嶽キミを詰めた自家製カッペレッティ、タレッジョチーズのソース。まさにこれから旬を迎えようとしている一品です。
「嶽きみ」とは「津軽富士こと岩木山(標高1625m)の嶽地区(標高400~500m)の農場で栽培・収穫されたとうもろこしの総称」です。嶽きみはその甘さが有名ですが、カッペレッティにしてもその甘さはそのままで、メインのパスタなのに、まるでデザートのような味わいです。嶽きみのシーズンにしか食べられないこの一品、食べて見る価値大いにありです。
嶽きみのカペレッティ。
デザートのような甘さ。
友人が注文したのはランチプレート。ワンプレートで供されますが、かなりのボリューム。トマトソースのスパゲティに七戸町金子ファーム産健育牛のローストビーフ、イベリコ豚のガランティーナみたいなのに、フリッタータ、そして生ハム添えのサラダ。平日のランチにさくっと来てさくっと食べるには十分すぎるほどのボリューム。しかもどれもとてもおいしいんです!これは本当におトクですよ、このランチプレート!
十分すぎるボリューム。
このお店ではおそらくすべてのメニューに県産の食材を使っていると思われ、それが僕がこのお店に行きたくなった理由の一つです。地産地消、しかも良質の食材でおいしい料理をという姿勢は大いに評価されるべきであり、それが地元の活性化につながっていったらいいなと思います。
そんなまじめな話は抜きにしても、とても素敵なお店です。帰省のたびに訪ねたいし、できればディナーで、ゆっくりワインを飲みながら楽しんでみたいです。帰省の楽しみが一つ増えて、とてもうれしいです(^^)。
▲締めくくりはコーヒーで。ビスコッティもとてもおいしい。