毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

鯵ヶ沢町「お富久」のお弁当(2017年月イチ日本・7月編;その4)

イメージ 1 ▲「はやぶさ56号」の車内で食べたおひる。

 2017年7月23日、海軍コロッケもね。

 汽車旅に駅弁はつきものですが、最近はエキナカとかデパチカとかにも美味しいものがたくさんあって、なにかと目移りしがちです。新青森駅も、1階が「あおもり旬味館」というおみやげ店や食事のできるお店が入っているエリアがあり、この中に「旬味市」という催事スペースがあって、週替わりで出る店が変わるのですが、ここによく店を出しているのが鯵ヶ沢町の「鯵彩いろどり弁当」の「お富久」。鰺ヶ沢に揚がる海産物などをふんだんに使った目に鮮やかないろどり豊かなお弁当が自慢。それと、「デリカむつ」というお店も旬味市に常駐してる感じ。大湊海軍コロッケを出してます。

イメージ 2 ▲「デリカむつ」の大湊海軍コロッケ。見た目はふつうのコロッケです、あたりまえですが。

イメージ 5 ▲右上はいがめんちコロッケ、右下はたぶん牛肉コロッケ。てことは左はホタテコロッケか。

 大湊には、明治38年に大湊要港部が設置されて以来、旧海軍から今の海上自衛隊まで、横須賀、舞鶴などとともに国防上の重要な要所となっています。そんな大湊の旧海軍部隊で明治時代に誕生したと言われているのが「海軍コロッケ」で、古くから自衛隊関係者の間では、海軍コロッケ発祥基地は大湊、と言われてきましたが、2003年11月、海上自衛隊大湊地方隊創設50周年記念行事において旧海軍のレシピを元にコロッケが再現調理されたをきっかけに、復活プロジェクトによって現代に蘇ったのだそうです。今回は、いがめんちコロッケ、牛肉コロッケ、そしてホタテが丸ごとゴロリと入っているホタテコロッケを調達しました。ソースがほしいところですが、なくてももちろん十分おいしいです。

イメージ 3 ▲おかずセットというか、おつまみセットというか、うまいものがぎっしり。

 続いて「お富久」。まずは米飯が入っていない、おかずセットというか、おつまみセットというか、鰺ヶ沢のおいしいものの詰め合わせ。小ぶりなホタテ、煮アワビ、鮭の塩焼き、味玉、小エビの佃煮、牛肉のしぐれ煮、卵焼き、そして嶽きみ。ごはんにも合うし、お酒にも合う、贅沢な詰め合わせ。北国らしく味が濃いめで、好みの味です。

 お弁当の方は、いかめし弁当。ごはんがぎっしり詰まったイカの下にもごはんが敷き詰められていて、マイタケやネマガリダケ、牛肉のしぐれ煮、鮭の塩焼きやきんし玉子などが載り、味玉としば漬けが添えられています。いかめし、甘塩っぱくておいしい~~。

 以上を全部一人で食べたの?と責めるような目で睨んでいるアナタ!そうです、一人で食べましたよ。それが何か?

イメージ 4 ▲いかめし弁当、おかずも豊富で、ごはんがススムススム。