アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその56;最終回)
▲北京首都空港に到着したJL023便。
2011年7月4日、頑張ろう日本。
羽田発のJL023便は順調に飛行を続け、北京首都空港に無事到着しました。56回もの連載となってしまったこの記事も、今回でおしまいです。
まだ震災の影響が出ているのかどうか、この日のJL023の乗客は少なめでした。往路は機材がB737-800でけっこう満席という感じでしたが、復路のこのJL023便は、B767ではちょっと大きすぎたかなという感じのフライトになってしまいました。
さて、レジJA-654JをつけたこのB767-300ER、かなり新しいようなので、到着後、みなさんがだいたい降りてしまったあとを狙って、機内の写真も撮ってみました。
2-3-2アブレスト。
Yクラスのシートは、ブラウンを基調に細い縦縞が入り、いかにも「枕」という感じのヘッドレストも付いていてカバーも濃いブラウンです。座面もヘッドレストのカバーと同色の濃いブラウンで、一見硬めに見えますが、座り心地は悪くなかったという記憶です。
背もたれ背面にはずらりとシートテレビが並んでます。よくわからないけど、画面はやっぱり従来より大きくなったんでしょうね。コントローラーが画面下に埋め込まれていて、従来の肘掛け内収納タイプより使い勝手は格段に向上しました。画面が大きくするための工夫として、テーブルは半分に折りたたんでからシート背面に収納するタイプになりました。
ブラウンが基調に。
画面が大きくなったみたい。
降機してブリッジから振り返ると、お!!コクピットの窓に「頑張ろう日本」のメッセージボードが!
日本国内では、国内線のJAL便にこのボードが置かれているのを、特に青森空港でよく見かけましたが、国際線のフライトで、外国の空港で駐機しているときもこのボードを掲げてくれるなんて、故郷が被災地になってしまった僕にはとてもうれしいし、ちょっと元気づけられる気持ちになります。海外の駐在の日本人もこのボードを見て復興へのなにかしらの手伝いをしたいなと思ってくれたら、もっとうれしいですね。
▲海外の空港でも「頑張ろう日本」のメッセージボードを掲げてくれたJL023便。