毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

初搭乗!香港ドラゴン航空のビジネスクラス

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162621.jpg ▲ようやく明るくなってきた北京空港で出発を待つ香港行きKA937便。

 2012年11月22日、がっつり朝食。

 22、23日の両日香港へ行ってワンタン麺とかを食べたという話は前回UPしましたが、今日は北京から香港までの往路の話。

 香港へのフライトは香港ドラゴン航空KA937便。北京発が07:40という早朝便なため、5時半に起きて、6時に自宅を出発です。11月も下旬に入った北京はこの時間はまだほぼ真っ暗で、夜のようです。

 6時半になったかならないかの北京首都空港第3ターミナルはさすがにまだ人影は少なく、さくさくとチェックインして搭乗ターミナルへと前進します。今回はいろいろななりゆきがあってビジネスクラスに乗るので、出国審査のあとの制限エリアにあるラウンジでひと休みします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162540.jpg ▲外はまだ暗く、夜のようなCX/KAラウンジ。

 キャセイパシフィック航空香港ドラゴン航空は北京空港に専用のラウンジを持っています。入るのはもちろん初めて。まだ外が暗いので、広いスペースにソファーが並ぶラウンジにいるとまるでナイトフライトを待っているようです。

 フード&ドリンクはそこそこ充実。ソフトドリンクのほかにアルコール類もけっこうそろっていて、本当にナイトフライトならば遠慮なくいただくところですが、早朝なのでガマン。フードはデニッシュ類のほか、カップラーメンが山積みで、香港便を担う航空会社らしく各種点心のせいろが積まれています。もう搭乗時間が迫っているので、僕はトマトジュースを飲んだだけで終わりです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162609.jpg ▲奥がフード&ドリンクコーナー。

 それではゲートへ前進します。

 KA937便はE18番ゲートが搭乗口ですが、その手前のE19番ゲートには太陽のアークのJAL機がいます。08:25発の成田行きJL860便です。レジはJA-602J。ここしばらく、成田便は2便ともB737-800で飛んでいたと思っていましたが、需要が高い成田夕方発、北京朝発のJAL869/860便は今はB767-300ERになっているようです。とはいえ、尖閣列島絡みで日中双方からの客足が遠のいた状況には今も変わりはないので、B767-300ERではガラ空きでもてあましているのでは……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162615.jpg ▲北京08:25発北京行きJL860便。

 隣のKA937便の搭乗ゲートへ行ってみると、待っている人はぱらぱらといるだけ。朝早い便のせいか、このあと08:00発の便もあるせいか、乗客はだいぶ少ないようです。これならビジネスクラスでなくてもよかったかも。

 KAは幹線にはA330-300を投入しています。この日のKA937便もA330-300での運航。レジはBーHYJ。KAは僕が前回香港で暮らしていた1995~98年当時はB737がメインシップでしたが、今やA330-300を17機も保有するようになり、ずいぶん成長したものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162626.jpg ▲この日のKA937便はレジB-HYJのA330-300。

 KAが保有する17機のA330-300のうち、6機がスリークラスのシート配置となっていますが、今回乗ったB-HYJはスリークラスのシート配置で、Fクラス12席、Cクラス42席、Yクラス230席の284席仕様。でもFクラスもCクラスも2×2×2列配置なので、FクラスとCクラスがほとんど同じように見え、Fクラスを設定している意味がないような感じがしました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162633.jpg ▲Cクラスのキャビン。

 Cクラスも、2×2×2の配列ですが、シートカラーは鮮やかなアクアブルー。空気圧式ランバークッションと4つの位置を選択できるランバーサポートシステム、6方向に調整可能なヘッドレスト、伸長式のレッグレストとフットレストなどが特徴だそうですが、シートピッチは45インチ、座席幅は20インチ、リクライニング角度は123°と、ゆったり余裕のフルフラットシートがビジネスクラスにも続々と登場しているこのご時世では少々物足りない感じは否めません。KAは短中距離路線のフライトがほとんどなのでこれぐらいでいいのでしょうけれど。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162637.jpg ▲今となってはこの程度のCクラスシートは陳腐ですかね。

 ウエルカムドリンクにオレンジジュースなんぞを飲んでいるとやがてプッシュバックが始まり、まだ朝早いだけに待たされることなくRWY01から08:01に離陸しました。

 飛行が安定すると朝食タイム。アクアブルーのテーブルクロスが敷かれ、一人一人トレイがサーブされます。ウェッジウッド社のライフスタイルコレクションを特別にアレンジしたスタイリッシュな陶磁器の食器が使われています。

 まずはフルーツから。パパイヤ、スイカ、オレンジ、キウイ、そしてドラゴンフルーツですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162642.jpg ▲朝食はまずはフルーツから。

 パンは客室乗務員さんが温めたものをカゴに入れてサーブしてくれます。4種類ぐらいある中から、僕はマフィンとクロワッサンをチョイス。バターと小瓶に入ったイチゴジャムが付いているので、それをたっぷり塗って食べます。温かいパンが食べられるというのはとてもありがたいですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162655.jpg ▲温められたパンはマフィンとクロワッサンをチョイス。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162650.jpg ▲小瓶のイチゴジャムが付いてます。その奥はヨーグルト。

 フルーツを食べてしまうと、メインが配膳。フルーツとBircher Muesliというシリアルとヨーグルトだけのコンチネンタル・ブレックファストもありますが、それ以外は3種類の中からメインを選べます。ウエスタン、中華粥、点心セットの3つです。僕はウエスタンをチョイス。マッシュルーム、半乾燥トマト、アスパラガスの入ったフリッタータ、チキンソーセージ、スモークポークハムにブロッコリーとパプリカが添えられています。あつあつのフリッタータは食べ応え十分。満足の朝食です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162545.jpg ▲ウエスタンはフリッタータ、ソーセージ、ハムがメイン。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162550.jpg ▲分厚いフリッタータは食べ応え十分。

 雲上飛行を続けること3時間弱、マカオ上空からいったん南シナ海へ抜け、香港島の南沖を過ぎて大きく旋回しながら九龍半島を東から西へ横切り、11:08にRWY25Rへランディング。晴れた夜ならばすばらしい夜景を楽しめるアプローチコースです。

 10分近くかけてタクシングし、ようやく2番ゲートにスポットインしたKA937便を降りると、「香港へ来た!」と感じさせる匂いと空気が待っています。この日の最高気温は29℃。11月下旬でもまだまだ暑い香港です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162555.jpg ▲だいたいずっと雲上飛行でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162602.jpg ▲香港チェクラプコク空港2番ゲートに到着したKA937便。