叉焼飯&鮮蝦浄水餃 at HK Airport
▲香港空港内「粥麺専家 正斗」で食べた叉焼飯。
2012年11月23日、香港定番メニュー。
今回の香港は、12月5日の香港転勤後に住むところを探しにやってきたのですが、一泊しただけで翌11月23日、北京へとんぼ返りします。
九龍駅からエアポート・エクスプレスに乗れば空港はあっという間。フライトの90分前までなら九龍駅でインタウン・チェックインができるので、空港に着いたらまっすぐ保安検査場へ向かうだけです。ああ、なんて便利なんでしょう。
さあでは搭乗前に軽くランチでも食べましょう。
24時間フル稼働の国際空港だけに、制限エリア内でもショップだけではなくレストランも充実。24時間営業のレストランも多いので空港内での夜明かしもお腹を空かせる心配はありません。
そんな中で目に付いたのは「麺粥専家 正斗」。出境審査を抜けるとすぐレストランが並ぶエリアになっていて、その中の一軒です。
▲香港空港制限エリア内にある「麺粥専家 正斗」。
前夜食事をしたセントラルの「黄枝記」と同じように麺、粥、ぶっかけ飯、点心などメニューは豊富。僕は前日「鮮蝦雲呑麺」と「福建炒飯」を食べたので、この日は「蜜汁叉焼飯」と「鳳城鮮蝦浄水餃」をオーダー。前者はチャーシューがご飯の上に載ったもので、後者は麺の入らないスープ餃子です。
▲香港出発前にこれを食べて満足します。
チャーシューやローストダック、蒸し鶏などをまとめて「焼味」と言い、広東料理のファストフードには欠かせないもの。特にチャーシューは「蜜汁」と付いているとおり、水飴や砂糖をふんだんに使ったタレを塗りながら丹念に焼き上げたチャーシューはジューシーで甘じょっぱい味わいがなんとも言えません。北京にも広東料理店は星の数ほどありますが、どこも香港ほどの味は出せません。本場のチャーシューが載ったごはんを一気にかき込みます!
▲「蜜汁叉焼飯」の全貌。英語では「Barbecued Pork with rice」と言うそうな。
▲いい色、いいツヤ、ジューシーなチャーシューがオン・ザ・ライス!
もう一品の「鳳城鮮蝦浄水餃」はスープ代わり。前日は雲呑麺を食べたわけですが、雲呑(ワンタン)はプリプリの蝦だけを皮に包んだもの。それに対して水餃の餃子は蝦、豚肉、キクラゲ、シイタケなどを刻んで餡にしたものを皮でくるんだものです。どちらも蝦がメインでプリプリ感がありますが、水餃のほうが食べ応えがあるという感じでしょうか。麺なしなので見た目はいたってシンプルですが、味わい深いスープとつるりと食べられる喉越しのよい餃子はこれまた香港ならでは。ただ、空港プライスなのか、値段は高め。特に「蜜汁叉焼飯」がHK$76というのは「えーっ!」って感じですが、まあ空港だからいいんでしょう(汗)。
▲見た目はただのスープのような「鳳城鮮蝦浄水餃」。
▲スープの中に漂う餃子をスクープ・アップ。
▲中の餡は蝦だけでなくキクラゲ、シイタケなど食べ応え十分。